【キャンプ場レポート】山梨県「ほったらかしキャンプ場」が人気の理由!予約を取るコツも

前々から筆者が一度は行ってみたいと思っていた、山梨県の「ほったらかしキャンプ場」。人気過ぎて予約が取れないこともしばしば。富士山や甲府盆地を見下ろす絶景ロケーションや、隣接する「ほったらかし温泉」も人気の理由。今回は運良く宿泊できた「ほったらかしキャンプ場」の魅力や、予約のコツをたっぷりレポートします!

山梨県「ほったらかしキャンプ場」は予約が取れない大人気キャンプ場!

筆者撮影

山梨県の「ほったらかしキャンプ場」は、キャンパーの間でも大人気のキャンプ場。

標高約700mに位置し、富士山や甲府盆地の絶景を見渡すことができます。

また、キャンプ場から徒歩3〜4分のところにある「ほったらかし温泉」も人気。

2020年10月には、カフェ「Cafe: 山歩 SANPO」もオープンしました!

手づくり感のあるテントサイトがおしゃれで、年々ユニークなサイトが増えていくのも「ほったらかしキャンプ場」ならではの魅力。

現在(2021年12月)利用できるテントサイトは以下の10種類(+キャンピングカーレンタル)!

  • 小屋付きサイト【兄】
    エアコン・シャワー・トイレなどが完備された「小屋」付きのテントサイト。小屋の横にはテントやタープも設営可能。
  • 小屋付きサイト【弟】
    エアコン・トイレ完備の「小屋」付きのテントサイト。小屋の横にはテントやタープも設営可能。
  • 小屋付きサイト【親戚の森さん家】
    エアコン・冷蔵庫完備の「小屋」付きのテントサイト。小屋の横にはテントやタープも設営可能。
  • 区画サイト
    どのサイトからも富士山と夜景が見れるロケーション抜群なサイト。
  • フリーサイト
    3組程度のフリーサイト。空いていれば広々使える!
  • ダイノジサイト
    全10区画のゆったり広々サイト。車2台まで料金込み。
  • ほったらかしサイト
    全2区画の柵付きサイト。ペットも安心。
  • ハナレサイト
    全12区画の、少し離れた場所にある静かなサイト。
  • 横浜サイト
    1区画のみ、広々としたプライベート空間を確保できるサイト。
  • デッキサイト
    全3区画、ウッドデッキの上にテントを張れるサイト。雨の日も水捌け良し!
  • 各サイト+キャンピングカー
    それぞれのサイト利用時に、キャンピングカーも借りることができます!

「人気過ぎて予約が取れないキャンプ場」としても有名な「ほったらかしキャンプ場」ですが、昨年奇跡的にクリスマスイブキャンプができましたので、その様子とともにキャンプ場の魅力をたっぷりご紹介していきます!

ほったらかしキャンプ場

▼詳しい施設情報などはこちらの記事でもご紹介しています!

「ほったらかしキャンプ場」で予約を取るコツとは!?

筆者撮影

まず最初に、ほったらかしキャンプ場に行ってみたいけど、そもそも予約が全然取れないと思っている方は多いのではないでしょうか?

ほったらかしキャンプ場の予約に関してはネットでの予約がメインです。

月初めに3ヵ月先の1ヵ月分の予約が開始され、あっという間に予約が埋まってしまう事も多々あります。

どうしてもこの日にキャンプをしたいと思えば早目に予約をしましょう。

「空室お知らせサービス」を利用しよう!

この日に「ほったらかしキャンプ場」に行きたいなと思った時には、既に遅く予約がいっぱいという経験の人も多いと思いますが、そういう場合は「空室お知らせサービス」を利用しましょう。

実際に予約された方が全て利用するかというとそうではなく、取り合えず予約で抑えておいて天候と予定が合えばキャンプをしようと考える方もいらっしゃるはずです。

「空室お知らせサービス」を利用すれば、希望の区画にキャンセルが出た場合メールでお知らせしてくれるので、上手く活用すれば希望の日にちに予約を取る事が可能です。

▼公式サイトの「空室お知らせサービス」はこちらのページからお申し込みできます!

【ほったらかしキャンプ場 空室お知らせサービスのお申し込み】

直前のキャンセル狙い!キャンプに行ける2~3日前に予約表をチェックしよう!

筆者がクリスマスに奇跡的に予約を取った方法はこのやり方です!

ほったらかしキャンプ場のキャンセル料金は利用日の2日前から有料となっているため、行きたいキャンプ日程の2~3日前に予約表をチェックすると案外空いている確率が高いです。

筆者は基本的にキャンプ場の行き先を決める際、週間天気予報と晴れるエリアのキャンプ場を確認し、2~3日前に決める事が多いのでタイミング良く予約が取れた訳です。

実際に泊まってみて感じた「ほったらかしキャンプ場」8つの魅力!キャンプ歴10年以上の筆者オススメ

筆者撮影

超人気で予約が取りにくい「ほったらかしキャンプ場」は沢山の魅力があるキャンプ場ですので、一つ一つご紹介していきます。

【魅力1】どのサイトでも眺望が最高!

筆者撮影

筆者が予約したのはハナレサイト10番。

当日は雲が多かったですが、標高約700mに位置する「ほったらかしキャンプ場」は、南向の斜面にあり、清々しい風と光、太陽と大地のあたたかさをどのサイトからでも感じられるのが特徴です。

筆者撮影

また、天気が良ければ雄大な富士山と盆地が一望できるので、時間と共に移りゆく景色、きらきらの星空や夜景を楽しめます。

【魅力2】手作り感満載でお洒落!

筆者撮影

「ほったらかしキャンプ場」の設備は手作りの山小屋風でお洒落で、どのサイトにある設備も景観を損なわない、雰囲気に合った造りになっています。

筆者撮影

炊事場からも甲府盆地が一望でき、スタッフも多く清掃状況も良いので気持ちよく洗い物も出来ますね。

筆者撮影

また、標高の高いキャンプ場では汚水を流す事ができず汲み取り式トイレのキャンプ場も多いのに、「ほったらかしキャンプ場」は洋式トイレになっており、他サイトではウォシュレット完備のトイレもあるので安心できます。

【魅力3】小屋泊もできて初心者も大満足!

筆者撮影

筆者ファミリーが利用したハナレサイトの上段には小屋付きサイト「親戚の森さん家」がありました。

キャンプ場から切り出した木材も有効利用し、至る所に手作りのやさしさとぬくもりが感じられる、特別な一棟になっています。

また、建物横には充分な広さのフリースペースがあってBBQを楽しんだり、テントやタープも設営できますので、工夫次第で大人数にも対応できます。

そして、冷蔵庫や屋外水道も付いており、小屋には2段ベッドとコットが2つあるので4人でのファミリーキャンプ初心者の方でも安心して利用できますよ。

その他には、「小屋付きサイト兄・弟」の2棟もあるので、絶景を眺めながら手軽にアウトドアライフを満喫したい人にもオススメのキャンプ場です。

【魅力4】充実した売店やレンタル品!

筆者撮影

「ほったらかしキャンプ場」の受付に併設されているのは、キャンプでの必需品が充実したお洒落な売店です。

筆者撮影

こちらでは燃料としての薪はもちろんガス缶やランタン、「ほったらかしキャンプ場」限定のシェラカップやTシャツの販売も。

そしてなんと、キャンピングカーまでレンタル出来ちゃいます!

【魅力5】絶景カフェ「Cafe: 山歩 SANPO」

筆者撮影

ほったらかしキャンプ場を頂上に向って登っていった先にあるのはピンク色のドア?

一瞬、どこでもドア…?と思いますが、実はその上にはカフェ「Cafe: 山歩 SANPO」があります。

筆者撮影

カフェは、キャンプ場の宿泊者じゃなくても利用可能

生ビール、ハイボールだけでなく、バニラビーンズたっぷりの自家製アイスクリームやコーヒーゼリーなどもあるので、大人から子供も大満足です。

筆者撮影

ただ、カフェが閉まるのが18時と意外と早く、夜景を望むことは季節によっては難しいですが、夕日を眺めながらのコーヒーは格別です。

【魅力6】富士山は見えなくとも夜景は楽しめる!

筆者撮影

2020年クリスマスは生憎の曇り空で富士山は望めませんでしたが、甲府盆地の夜景は過去には「日本新三大夜景」にも数えられており、素敵な夜景を堪能できます。

筆者撮影

クリスマスに夜景を楽しみながら、筆者ファミリーの夕飯は「ゆるキャン△」のクリキャンにちなんですき焼き!

綺麗な夜景を見ながらのすき焼きは最高でしたよ。

筆者撮影

また、すき焼きの後は「ゆるキャン△」でもやっていたトマトすき焼きにリメイク!

トマトの酸味が絶妙でした。

筆者撮影

そして、〆には「ゆるキャン△」原作通りのトマトチーズパスタでお腹もいっぱいで最高のクリスマスディナーでしたよ。

【魅力7】隣接の「ほったらかし温泉」は絶景露天風呂!

筆者撮影

「ほったらかしキャンプ場」に来たなら是非入っておきたいのが、絶景露天風呂から富士山や夜景が堪能できる「ほったらかし温泉」です。

筆者撮影

ほったらかし温泉の売店では食事もできて、名物の温玉揚げは半熟卵でトロリとして絶品ですよ。

筆者撮影

また、キャンプ場のハナレサイトから「ほったらかし温泉」は徒歩2~3分ですが、キャンプ場内の外灯は少ないので食後に行く場合は必ずライトを持参するようにしましょう。

筆者撮影

そして、歩いて行くことが出来るため夕食時の飲酒も関係なく、日の出前の早朝から深夜まで営業しているので好きなタイミングで温泉で疲れを癒せました。

筆者ファミリーは温泉後にクリスマスケーキを食べて最高のクリスマスキャンプでした!

【魅力8】富士山を見るチャンスは2回!

筆者撮影

前日のクリスマス当日は残念ながら雲が多く富士山を眺める事は出来ませんでしたが、1泊2日のキャンプなら2日目に朝焼けの富士山を見れるチャンスがあります。

筆者撮影

そして、寒い冬キャンプのキャンプ飯に最適なのが山梨名物「ほうとう」。

薪ストーブで暖を取りながら煮込んでいきますが、事前に自宅で材料を切るなどの下準備をしておけば簡単に作る事もできて体も暖まります。

筆者撮影

2日目は幸い天気も良く、富士山と御来光を眺めながらのアツアツのほうとうは体も暖まり絶品で、「ほったらかしキャンプ場」での最高のクリスマスキャンプを過ごせました。

「ほったらかしキャンプ場」利用時の注意点

何もかもが最高の「ほったらかしキャンプ場」ではありますが、利用するにあたって注意する点もいくつかあります。

サイト地面が硬く対策が必要!

筆者撮影

ほったらかしキャンプ場のサイト地面は基本的には山砂が表面に撒いてあり、水はけも良いサイトになっています。

しかし、地面が非常に硬くテント付属ペグでは打ち込むことは困難なので、出来れば鍛造ペグかステンレス製の高耐久ペグを利用するのがオススメです。

▼スノーピークの「ソリッドステーク」や、村の鍛冶屋の「エリッゼステーク」が頑丈でオススメ!

区画サイトに大型テントは手狭!

筆者撮影

「ほったらかしキャンプ場」の区画サイトのサイズは7×9mなので、車1台を駐車すると大型テントだと少々手狭に感じます。

筆者ファミリーは6人用ローベンスの「クロンダイク」を張りましたが、ロープにテンションを掛けるとかなりスペースを取りました。

大型テントやタープを張る場合は、区画サイトよりもゆとりのある「ダイノジサイト」がオススメです。

【オススメ周辺スポット】日本新三大夜景にも選ばれた「笛吹川フルーツ公園」

せっかく「ほったらかしキャンプ場」を利用するなら、是非のんびり堪能してみたいですよね!

チェックイン可能の13時に到着するのが理想ですが、時間に厳しい「ほったらかしキャンプ場」は受付が13時キッカリに始まります。

そのため、早く到着しても無駄なので、そういう場合は近場を観光して時間を合わせるのはいかがでしょうか?

筆者撮影

筆者のオススメ「笛吹川フルーツ公園」は、山梨の産物や風土を五感で楽しめるテーマパーク。

さまざまな遊具やアスレチックのほかレストラン、カフェ、ショップ、農業体験、料理教室など子供から大人まで一年を通して楽しめます。

公園から見晴らす富士山と甲府盆地の景色は、過去に日本新三大夜景のひとつとして認定されました。

筆者撮影

「ほったらかしキャンプ場」からは車で5分ほどの立地で遊具も沢山ありますので、子供連れのファミリーキャンプの場合は事前にフルーツ公園で楽しむのがオススメです。

筆者撮影

また、公園内にレストランやカフェもあるので昼食を取るのもオススメです!

クリスマスの日に利用した筆者ファミリーは近隣スーパーなどでチキンやサンドイッチを購入し、遊びながらランチを頂きました。

「ほったらかしキャンプ場」は富士山が見れなくても楽しめる見どころがたくさん!

筆者撮影

今回、初めてクリスマスに「ほったらかしキャンプ場」利用しましたが、予約が取れないほど超人気の理由がよく分かった気がします。

富士山の絶景を見れるキャンプ場は沢山ありますが、実際天候が悪く富士山が見れないと残念な気持ちになってしまいますよね。

その点、「ほったらかしキャンプ場」は富士山を見れなくても他の魅力が豊富なので、天候に左右されやすいキャンプには最適ではないでしょうか。

最後に、筆者はキャンプ歴10年以上で100泊以上のキャンプをしていますが、その中でも1,2位を争うくらいのハイクオリティキャンプ場なので、是非皆さんも「ほったらかしキャンプ場」の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

▼そのほかの「温泉も楽しめるキャンプ場」や「山梨県のオススメキャンプ場」はこちらの記事でもご紹介しています!

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