2022年にも国内販売される見込みの日産 新型エクストレイル。すでに海外市場では販売がスタートしている地域もあり、国内のユーザーはいち早い登場を待ち望んでいる状況だ。今回は新型エクストレイルの海外モデルを参考に日本仕様を予想していこう。結論からいえばハイブリッドだけでなく、ガソリンモデルもラインアップされるのだった。
新型エクストレイルは2022年に日本発売へ
日産 新型エクストレイルは三菱 新型アウトランダーPHEVとプラットフォームを共有する兄弟車である。新型アウトランダーPHEVは2021年12月16日に販売をスタートさせている。そして海外市場ではすでに販売されているにもかかわらず、日本においては市販版の仕様さえ発表されていない状況である。
今回は海外仕様の新型エクストレイルを参考に国内モデルの仕様を予想していこう。
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新型エクストレイルe-POWERは20km/Lをマークか!?
パワートレインは大きく2種類ラインアップされる見込みである。ひとつはVCターボエンジンと名付けられたガソリンモデル。そしてノートなどに採用されているハイブリッドモデル「e-POWER」である。
おそらく販売の大半はe-POWERモデルが占めることとなると予想している。となれば2021年4月に登場したホンダ 新型ヴェゼルのように、ハイブリッドモデルのグレードが豊富にラインアップされる見込みである。そしてガソリンモデルに関してはより高い走行性能を求めるユーザー向けに設定される見込みだ。
ちなみに現行エクストレイルのハイブリッドモデルはWLTCモードで13.8km/Lをマークしているが、20km/L近くまで向上されると予想している。
新型エクストレイルのハイブリッドモデルも3列シートを設定へ
注目は内装にあり、兄弟車である新型アウトランダーPHEVと同様に大幅な質感向上が図られる。フル液晶メーターはもちろんのこと、センターには9インチのコネクテッドナビが備わるのだ。海外仕様はナビが標準装備化されている地域がほとんどのため、日本モデルも同様となる見込みだ。
そしてシートヒーターはもちろん、タイプAとタイプCのUSBポートが備わるほか、置くだけ充電にも対応するのだ。
現行モデルはガソリン車のみ3列7人乗りシートが選択できたが、新型エクストレイルはハイブリッドモデルでも3列シートをラインアップさせる見込みとなっている。
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プロパイロットが全車標準に!
そして充実の先進安全装備も目玉となる。新型アウトランダーPHEVと同様に全車にプロパイロットが備わるのだ。コネクテッドナビと組み合わせることで、プロパイロット作動時にはカーブ前において、クルマが自発的に減速する機能が装備される。長距離移動が多いユーザーにはピッタリの内容となるのだ。
未だ正式な発売日は発表されていないが、編集部としては遅くとも2022年夏までに登場すると予想している。それだけにいち早い発売に期待したい!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】