巡査部長が酒気帯び運転 基準値5倍でバイク運転 嘉手納署・容疑で摘発

 本島中部の警察署に勤務する40代男性巡査部長が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で嘉手納署に摘発されていたことが2日、県警関係者への取材で分かった。県警監察課が男性巡査部長に何らかの懲戒処分を科す方針で飲酒運転に至った経緯などについて調べている。

 県警関係者によると、男性巡査部長は12月26日午前、読谷村内の道路で基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)を5倍以上上回る酒気を帯びた状態でバイクを運転した疑い。パトロール中だった警察官の職務質問を受けて発覚したという。男性巡査部長が容疑を認めており、証拠隠滅を図る恐れなどがないことから、交通切符(赤切符)を交付され、逮捕には至っていないという。

 県警は12月1日から1月3日までの間を、年末年始総合警戒と位置づけ、県民に飲酒運転根絶などの広報啓発活動を行っている。警察官による飲酒運転は昨年3月、県警本部警備部外事課の50代男性警部補がうるま署に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発された。

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