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新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した2020年度の成人式に代わる長崎県平戸市成人祝賀会(実行委主催)が2日、同市岩の上町の平戸文化センターであり、149人が参加した。
20年度の同市の新成人は323人。本来、20年度の成人式は昨年1月3日に開催予定だった。
2日の式典で黒田成彦市長は「未来に向かい夢を抱き、挑戦し続けることを期待する」と激励。成人代表で市立中野中卒の大学生、福井知香子さんが「命の尊さ、友人や家族と過ごす日常の幸せを実感した。感謝の気持ちを忘れず、自覚と責任を持ち、人生を歩む」。市立中部中卒の専門学校生、針尾文仁さんが「コロナ禍でも歩みを止めなければ明るい未来にたどり着く。マスクを取ってみんなと話せるのが楽しみ」とそれぞれあいさつした。
式典後、参加者は晴れ着姿で仲間と記念撮影や談笑を楽しんだ。本山卓実行委員長は「感染状況によっては祝賀会も中止する覚悟だったが、無事に終わって肩の荷が下りた」と語った。