松井秀喜氏やダルビッシュ、トリプルスリー達成者も…“寅年ベストナイン”を独自選出

寅年生まれのダルビッシュ有、松井秀喜氏、山本由伸(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史】

ダルビッシュは今季メジャー11年目、ロッテ井口監督は日米2254安打

2022年は寅年。現役では今年24歳を迎える1998年生まれと、36歳になる1986年生まれが“年男”になるが、それ以前の寅年生まれにも数多くの名選手がいた。ここでは時空を超えた“寅年ベストナイン”をFull-Count編集部が独自で選出した。(敬称略)

【表】松井秀喜氏らスターがずらり…主な寅年生まれの選手

〇先発投手:ダルビッシュ有(1986年生まれ)
2004年ドラフト1位で日本ハムに入団し、最優秀防御率2度、最多奪三振のタイトルを3度獲得。沢村賞1度、シーズンMVPを2度受賞した。2012年にメジャーへ移籍し、レンジャーズ時代の2013年に最多奪三振、カブス在籍時の2020年に最多勝を手にした。日米通算172勝をマーク。パドレス2年目の2022年も活躍が期待される。他にはNPB歴代2位の350勝を挙げた米田哲也、入団1年目に沢村賞を受賞した権藤博、同251勝の東尾修、昨年の沢村賞&MVPのオリックス山本由伸らがいる。

〇救援投手:岩瀬仁紀(1974年生まれ)
1998年ドラフト2位で中日入団。通算1002試合登板、407セーブはNPB史上最多を誇る。最多セーブ5度、最優秀中継ぎのタイトルを3度獲得した他、入団1年目の1999年から2013年まで15年連続で50試合以上に登板した鉄腕。

〇捕手:伊東勤(1962年生まれ)
西武の黄金期を支えた名捕手。通算2379試合出場、1738安打をマークし、ベストナイン10度、ゴールデングラブ賞を11度受賞した。西武、ロッテで計9年監督を務めた。

〇一塁手:駒田徳広(1962年生まれ)
巨人、横浜で活躍し、通算2006安打をマーク。満塁の場面で勝負強さを誇り、「満塁男」の異名を取った。ゴールデングラブ賞を10度受賞した名手だった。2022年は巨人3軍監督を務める。

〇二塁手:井口資仁(1974年生まれ)
遊撃手としてダイエー(現ソフトバンク)に入団し、入団5年目の2001年に二塁へコンバート。ベストナインとゴールデングラブ賞をそれぞれ3度受賞した。2005年から08年までメジャーでプレーし、09年からロッテの中心選手として活躍。日米通算2408試合出場、2254安打、295本塁打をマークした。2022年はロッテ監督就任5年目を迎える。

松井秀喜は日米通算507発、秋山幸二は1989年にトリプルスリー

〇三塁手:大島康徳(1950年生まれ、2021年死去)
中日、日本ハムで活躍。三塁の他、一塁や外野などをこなし、1983年に36本塁打で本塁打王に輝いた。NPB通算2638試合出場、2204安打、382本塁打、1234打点。日本ハムで3年間監督を務めた。

〇遊撃手:和田豊(1962年生まれ)
堅実な守備とシュアな打撃で阪神一筋17年間プレー。通算1713試合出場、1739安打をマークした。1993年にリーグ最多の161安打(当時連盟表彰なし)をマーク、ベストナインに2度、ゴールデングラブ賞に3度輝いた。2012年から4年間、阪神を率いた。

〇外野手:松井秀喜(1974年生まれ)
星稜高から1992年ドラフト1位で巨人入団。本塁打王3度、打点王3度、首位打者を1度獲得するなど主砲として活躍した。2002年オフにFA権を行使してヤンキースに移籍。2009年にワールドシリーズMVPに輝いた。国民的人気を誇り、2013年に国民栄誉賞を受賞した。日米通算2504試合、2643安打、507本塁打、1649打点。

〇外野手:秋山幸二(1962年生まれ)
ドラフト外で1980年に西武入団。桁外れの身体能力を武器に頭角を現し、1987年に43本塁打でタイトル獲得。1989年にトリプルスリーを達成するなど西武黄金期の中心打者として活躍した。93年オフに大型トレードでダイエー(ソフトバンク)に。主将として1999年のダイエー初優勝に貢献するなど、“常勝軍団”の基礎を築いた。NPB通算2189試合、2157安打、437本塁打。2010年から5年間ソフトバンクを率いた。

〇外野手:広澤克実(1962年生まれ)
明大から1984年ドラフト1位でヤクルトに入団。1991年、93年に打点王を獲得するなど、中心打者として活躍。ベストナインも4度(外野手で3度、一塁手で1度)受賞した。94年オフにFA権を行使して巨人に移籍。2000年から阪神でプレーした。NPB通算1893試合、1736安打、306本塁打。

〇DH:愛甲猛(1962年生まれ)
横浜高のエースとして1980年夏の甲子園優勝。同年ドラフト1位で投手としてロッテに入団も、1984年に野手転向した。主に一塁手として活躍し、1988年から92年にかけて535試合連続フル出場の当時のリーグ記録を樹立した。NPB通算1532試合、1142安打、108本塁打。

【表】松井秀喜氏らスターがずらり…主な寅年生まれの選手

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(Full-Count編集部)

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