【冬キャンプ】初心者必見!寒さ対策やおすすめのキャンプギアを徹底解説 服装例や失敗談も実体験からご紹介

こんにちは、青川峡キャンピングパークのマッキーです。本格的に冬キャンプのシーズンが到来しましたね!この記事では、冬キャンプを楽しむ上で欠かせない寒さ対策や、おすすめのキャンプギアご紹介します。また、筆者が経験した冬キャンプの失敗談なども紹介するので、参考にしていただければ幸いです!初心者の皆さんもしっかり準備して是非冬キャンプデビューを!

冬キャンプの魅力とは?虫が少ない・夜空が綺麗など寒い時期だからこそのメリット多し!

寒くなってきましたね〜。筆者が勤めている青川峡キャンピングパークでは、気温が一桁台になる日も珍しくありません。

最近、キャンプ場にお越しいただいたお客さんと喋っていると

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もう寒くなってきたから、次の春までキャンプはおあずけかな。

という言葉もよく聞きます。

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(そ、そんな!なんてもったいないんだ!)

そのたびに、筆者はお客さんに冬キャンプの魅力をプレゼンしているのですが

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でも、冬キャンプをするにはいろいろと大変なんでしょ〜?

という返答をいただくこともしばしば。「冬キャンプ=ハードルが高い」という認識が一般的なようです。

筆者撮影筆者が実際に冬キャンプで使用している道具たち(一例)

もちろん「ナメてはいけません」
しかし、筆者は要点をしっかりと押さえて準備をすれば、初心者キャンパーさんでも十分に冬キャンプを楽しめると思っています。

冬キャンプだからこその魅力もたくさんあるのでおすすめですよ〜。

「キャンプ=夏のレジャー」と考えている方はぜひこの記事を読んでみてください!

☝️この記事をご覧いただくにあたって

この記事での冬キャンプは気温が0度前後〜5度くらいの環境を想定しています。

豪雪地帯や気温が氷点下10℃未満といった過酷なキャンプを想定されている方には、この記事で紹介する以上の対策が必須となります。

【冬キャンプの魅力(1)】虫が圧倒的に少ない

筆者撮影冬特有の静けさとひんやり感。

筆者的に冬キャンプの最大のメリットは圧倒的に虫が少ないこと!

キャンプ中は屋外で過ごす時間が長いです。そのため、虫が多いシーズンだと蚊などの虫に刺されてしまうことだって少なくありません。

しかし、冬は夏に比べ圧倒的に虫が少なく、夏ほど虫対策をする必要がありません。

虫が苦手な人こそ、ぜひ冬キャンプのほうが楽しめるかもしれませんよ!

【冬キャンプの魅力(2)】星空が綺麗に見える

筆者撮影

冬は夏に比べて空気が澄んでおり、星空が綺麗に見えます。

冬は大気中の塵が少なく、空からの光が反射しにくいため綺麗な星空を眺めることができるのだとか。

筆者は星座に詳しくないので、どこにどんな星座があるか全くわかりませんが、それでも綺麗な星空を見れた時はとても感動します。

外にコットやハンモックを出して寝転びながら見る星空は最高です♪

【冬キャンプの魅力(3)】レイヤリングによる気温の対策がしやすい

筆者撮影

筆者的には夏キャンプより冬キャンプのほうがレイヤリング(重ね着)による気温の対策がしやすいと考えています。

「夏キャンプの方がレイヤリングが楽なんじゃないの?」と思う方も多いはず。

確かに通りなのですが、夏キャンプの場合、半袖半ズボンになっても暑ければそれ以上対策ができません。(キャンプ場で裸になるわけにはいきませんからね笑)

逆に冬キャンプは寒ければ、厚着をすることで寒さ対策ができます。

筆者は寒さはある程度我慢できても、暑さは我慢できないので、どちらかといえば冬キャンプのほうが快適に過ごせている気がします。

またレイヤリングによるコーディネートも楽しめますね。

【冬キャンプの魅力(4)】何より焚き火がより楽しい!!

筆者撮影

キャンプの醍醐味ともいえる「焚き火」

焚き火はオールシーズン楽しめますが、特に冬キャンプの焚き火は格別。

寒い中、暖かい火にあたって読書をしたり、お酒を飲んだりする時間は最高の贅沢です。

焚き火とじっくり向き合いたい方は、冬キャンプに間違いなくハマると思いますよ!

【冬キャンプ対策(寝床編)】朝までぐっすり!快適な寝床の作り方

筆者撮影そもそもこんな寝床じゃぐっすりできるわけありませんよね笑

「夜に寒すぎて目が覚めた」こんな経験をキャンプでしたことはありませんか?

ちなみに、筆者は何度もあります。寒くて目が覚めたということは、身体が冷えきっている状態なので、再度寝付くのがなかなかに大変…。

その後いろいろと試行錯誤を繰り返し、今では朝までぐっすり快眠できるようになりました!

筆者が実際に行っている対策を以下紹介します。

寝袋を2つ重ねて使用するとかなり暖かい

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冬キャンプに行きたいけど、持っている寝袋のスペックが低くて…

このような悩みをお持ちの方って多いのではないでしょうか?

確かに、冬キャンプを快適に過ごす上で寝袋のスペックは重要です。

モンベル 公式オンラインショップよりすごく欲しいけど、お値段的に手が出せない…画像参照:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121389

しかし、高スペックの寝袋って値段がとても高いんですよね。なかには、寝袋だけで5万円以上するものもあります。

もちろん、高スペックの寝袋を買えたらいいのですが、予算の兼ね合いでなかなかハードルが高いのも現実。

筆者撮影

そこで筆者のおすすめ対策は、寝袋を重ねて使用すること。リーズナブルな寝袋でも重ねて使用すると、かなり暖かくなります。
※あくまで筆者の経験による感想です。

筆者撮影

筆者は「コールマン:コージーII C5」「モンベル:バロウパック#3」を組み合わせて使用しています。

お値段も2つ合わせて約2万円。高スペックの寝袋を買うより安あがりになりました。

また、寝袋を2つ持つことで春〜初夏は「コージーII C5」のみ、秋は「バロウパック#3」のみ、冬は「コージーII C5+バロウパック#3」を併用というように使い分けることができます。

手持ちの寝袋のスペックの関係で冬キャンプを躊躇しているなら、リーズナブルなものでもいいのでもうひとつ寝袋を購入することをおすすめします!

☝あくまで筆者の体験をもとにしたひとつの寒さ対策であり、必ずしも二枚重ねを推奨するわけではありません。その時の状況に応じて、必要な寒さ対策を講じることを忘れないでくださいね!

【モンベル】アルパイン バロウバッグ #3

コットの下に荷物をおくだけで地面からの冷気対策になる

筆者は冬キャンプでコットを使用しています。

コットは地面からの距離を稼げるため、地面からの冷気を感じにくいというメリットがあります。

筆者撮影

しかし、冷気は常に地面から発生しているため、対策をしないと寝ている間に身体が冷えてしまいます。

つまり、快眠するためにはどれだけ地面からの冷気を防げるかがポイント。

筆者撮影

対策はいたって簡単、コットの下に荷物などを置いておきましょう。そうすることで地面からの冷気を遮断することができます。

特別な道具も必要なくできる寒さ対策なので、次のキャンプから試してみてください。劇的に寝心地が変わりますよ♪

筆者撮影

もちろん、スリーピングマットやブランケットをコットの上に敷くこともお忘れなく!

「背中の冷気は、快眠の敵」ですからね!

寝袋に湯たんぽを入れてぽかぽかに!ナルゲンボトルでも代用可

筆者撮影

寝袋全体を温めるために、湯たんぽを使用することもおすすめです。

湯たんぽは火気を使用しないため安全かつエコな防寒器具。自宅でも使用できるグッズのため持っておいて損はありません。

筆者撮影

ちなみに湯たんぽを持っていなければ、ナルゲンボトルで代用ですることも可能です。

ナルゲンボトルに沸かしたお湯を入れれば簡易湯たんぽの完成。

☝️ナルゲンボトルの耐熱温度は100度です。そのため、熱々のお湯を入れても問題ありません。

筆者撮影

ナルゲンボトルを湯たんぽとして使用する際は、直接身体に触れると熱いので、タオルなどを巻いておきましょう。

こうすることでお湯も冷めにくくなるので一石二鳥です。

筆者撮影

あとは寝袋の中にいれるだけで、寝袋全体がぽかぽか。

湯たんぽ特有の優しい暖かさで、朝までぐっすりと眠られますよ!

【冬キャンプの対策(暖房器具編)】電気が使えるなら電気毛布が◎ 石油ストーブの使用には一酸化炭素に注意!!

続いては、冬キャンプを快適に過ごすための暖房器具をご紹介します。

冬キャンプの暖房器具というと、石油ストーブや薪ストーブなどを連想するかと思いますが、それだけではありません。

筆者撮影青川峡キャンピングパーク プライベートサイトAC電源

最近ではAC電源付きサイトも増えており、電源があることで使用できる暖房器具の幅も広がりました。

たまに「キャンプで電源を使用するのは邪道じゃないの?」なんて聞かれることがありますが、筆者はそうは思いません。

活用できるものはどんどん活用して、快適な冬キャンプを過ごしましょう!

電源が使用できるなら電気毛布がおすすめ

筆者撮影

テントサイトで電源が使えるなら激推ししたいのが電気毛布です。

先日、初めて電気毛布を冬キャンプで使用したのですが感動するほど暖かったです。

筆者撮影この日の最低気温は2度でした。

筆者は「コールマン:コージーⅡ C5」の中に電気毛布を入れて使用しました。その日の最低気温は2度。

寝袋自体のスペックはそれほど高くないため「これだけで大丈夫なのかな?」と心配でしたが、自分でも驚くぐらい朝までぐっすり(笑)

筆者撮影

また、電気毛布は消費電力が低いのでポータブル電源でも一晩以上使用できるのが嬉しいですね。

筆者は「Jackery ポータブル電源708」を使用しましたが、一晩使っても30%程度しか減っていませんでした。

筆者撮影

ポータブル電源のお値段は安くないですが、キャンプや防災用品として導入するのも選択肢としてはありますよね。

AC電源の有無や、環境を問わず電源が使用できるのは魅力的です。

また、消費電力の関係上ポータブル電源では難しいですが、AC電源付きテントサイトだったら電気カーペットもおすすめです。

Jackery(ジャクリ)公式サイト

焚き火をするときにはリフレクターがあると便利

筆者撮影

冬のキャンプに焚き火は欠かせません。

ゆらめく炎を見るだけでも楽しいですし、なにより近くにいると暖かいですよね。

しかし、焚き火はどこかを局所的に温めることは難しく、風が強い日だと近くにいても寒く感じることもあります。

筆者撮影

そんなときには焚き火台用のリフレクターがあると便利です。

風防になるだけでなく、焚き火の熱を反射するので効率良く温まることができます。

大勢で焚き火を囲む時には不向きですが、1〜2人で焚き火をするときにはあると便利な道具ですよ!

薪ストーブは暖もとれて料理もできる万能キャンプギア

筆者は冬キャンプでは薪ストーブもよく使用しています。

薪ストーブは(使用可能な)テント内で使用するものと思われがちですが、筆者はテント内よりも屋外で使用することの方が多いです。

薪ストーブは周りをじんわりと温めてくれるため、屋外でもしっかりと暖がとれますし、むしろ焚き火にあたるよりも温かい気がします。

筆者撮影

また、薪ストーブは「薪が爆ぜても散らばりにくい」「風の影響を受けにくい」など、焚火台に比べて扱いやすいのも嬉しいポイント。

そして薪ストーブ内のゆらめく炎を眺める時間も大好きです。

筆者撮影この時はおでんを作りながら、熱燗を楽しみました。

そして、薪ストーブは暖を取るだけでなく、調理の熱源にもなるのでとても便利。

薪ストーブでぬくぬくしながら、おでんと熱燗を楽しむ...

冬キャンプはこれを楽しむためにしていると言っても過言ではありません(笑)

筆者撮影

とても便利な薪ストーブですが、テント内で使用する時は換気対策をしっかりとしてください。

・煙突はちゃんと外に出ているか
・煙がテント内に入ってきていないか
・不完全燃焼を起こしていないか
・換気はちゃんとできているか
・一酸化炭素チェッカーは作動しているか

など、確認のうえ使用することを忘れないでください。

前述の通り、薪ストーブは屋外でも活躍する暖房器具です。

そのため、屋外では薪ストーブ、テント内では湯たんぽや電気毛布で暖を取るというスタイルもおすすめ。

必ず安全第一で使用しましょう!

石油ストーブ使用時は換気をしっかりと!

筆者撮影非点火時の写真です。幕内での使用は推奨されていません。

冬キャンプの暖房器具として絶大な人気を誇る「石油ストーブ」

暖まりながら、ストーブ上部では調理もできるため愛用しているキャンパーさんも多いかと思います。

しかし、石油ストーブはテント内での使用は推奨されていません。換気や使用方法を誤ると一酸化炭素中毒のおそれもあります。

そのため、筆者は石油ストーブを使うときは基本屋外で使用しています。

テント内で使用するなら薪ストーブ同様に換気に注意して使用してくださいね。

☝️ハピキャン編集部では、冬キャンプを快適に過ごすための暖房ストーブに焦点を当てた記事も公開されています!

石油・薪・電気タイプそれぞれのメリットやデメリットも紹介されているので、冬キャンプの装備でお悩みのキャンパーさんにおすすめの記事ですよ!

冬キャンプには何を着ていけばいい?実際の筆者の服装やポイントを紹介

「冬キャンプにどんな格好で行けばいいかわからない」そういったお悩みもよく聞きます。

その日の気温や環境など様々な要因があるため、「これが正解です!」と言い切れないのが難しいところ。

そこで一例として筆者の冬キャンプでの服装をご紹介します。よろしければ参考にしてください。

筆者撮影

まずは服装の全体から。状況に応じてアウターやパンツの種類が変わったりしますが、いつもこんな感じで冬キャンプに臨んでいます。

この写真だけではわかりにくいので細かく紹介していきます。

☝️冬キャンプの服装については、fam_magの編集長である槻慎吾(けやきしんご)さんと、たなみおさんの対談記事でとても詳しく解説されています!

そちらもぜひご覧ください♪

【頭・首】ニット帽+ネックウォーマーで頭と首元が露出しないようにしよう

筆者撮影

頭にはニット帽、首にはネックウォーマーを必ず着用しています。

ニット帽もネックウォーマーも比較的安く購入できるので、持っていなければ購入しておきましょう。

頭や首元に風があたると、身体がとても冷えてしまうので、快適に冬キャンプを過ごすためには欠かせません。

ネックウォーマーは風を通しにくいものだといいですね。筆者は「Baltic Amber : ウィンドブレイクネックウォーマー 」を使用しています。

中はもこもこで、外は風を防いでくれる素材なのが最高に素敵!

【写真で筆者が着用しているもの】

頭:ユニクロのニット帽
首:BalticAmber ウィンドブレイクネックウォーマー

【上半身】重ね着で体温の調節がしやすいように アウターは風を通しにくいものを選ぶ

筆者撮影

上半身は速乾性のアンダーウェア、トレーナー(orフリース)、インナーダウン、アウターの4枚を着ることが多いです。

暑くて汗をかきそうだなと思ったときは、ダウンを脱ぐなどして調節しています。

アウターは風を通しにくいものを選びましょう。最近だとワークマン製品がかなり優秀ですよね。安価なのに驚くほど高性能なので、キャンプ用のアウターを持っていない方はワークマンがおすすめです。

ちなみに、ダウンを一番外に着ていると焚き火の火の粉で穴が開いてしまったりので、筆者的にはおすすめしません。

【写真で筆者が着用しているもの】

アンダーウェア:モンベル ジオライン
トレーナー:ワークマンで買ったもの
ダウン:モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット Men's
アウター:パタゴニア メンズ・イスマス・パーカ

【下半身】動きやすいパンツ+ブーツ+厚手の靴下 テント内ではテントシューズも◎

筆者撮影

正直下半身はそこまでこだわっていないですが、ブーツと動きやすいパンツを選んでいます。

どの服装にも共通して言えることなのですが、風が吹いた時に身体が冷えてしまわないように耐風性に優れたものを選びましょう。

筆者撮影

ブーツは足首までまるっと覆っていて、ソールがある程度厚いものがいいと思います。

靴下は厚手かつ、できれば蒸れにくいものを選びましょう。

地面からの冷気を受けている時間が長いのは足裏や足首。そこをしっかりと守ることで体温を下げないようにしたいですね。

それでも寒ければ、タイツを履くことをおすすめします。ただ、汗冷えが心配なのでできれば速乾性のタイプを選びましょう。

筆者撮影

また、テント内ではテントシューズの着用もおすすめです。足元がぬくぬくであれば、キャンプの快適さもグッと増しますよ!

【写真で筆者が着用しているもの】

パンツ:コロンビア ホワイトストーンポイントパンツ
ブーツ:コロンビア チャケイピ2
靴下:モンベル メリノウール ウォーキング ソックス

【筆者の失敗談】本当にあった冬キャンプの辛かった話

筆者撮影写っているのはカッコつけている筆者です

どちらかというと、夏キャンプより冬キャンプが好きな筆者ですが、これまで冬キャンプでたくさんの辛い思いや失敗をしてきました。

そこで、筆者の冬キャンプにおける失敗談を紹介します。みなさんの冬キャンプ対策の参考になれば辛い思いをしたかいがあったというものです(笑)

【失敗談(1)】寝袋のスペックを過信しすぎて身体を冷やす

筆者撮影このあと辛い思いをするとは知らない筆者

数年前のとある湖畔沿いでの冬キャンプ。写真からみてもわかるように筆者は浮かれていました。

湖畔沿いでのキャンプが楽しみだったこともありますが、なにより新しい寝袋を購入したので早く試してみたかったのです。

筆者撮影

購入したのは「モンベル ダウンハガー800 #2」(*現在は廃盤となり、後継モデルのシームレスダウンハガー800 #2になっています)

「コンフォート温度(快適温度)0度、リミット温度(限界温度)-6度」の比較的高スペックな寝袋です。

【コンフォート温度】一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い人が、リラックスした体勢で寒さを感じることなく睡眠できるとされる温度

【リミット温度】一般的に代謝が高く、寒さに対する体勢の高い人が、寝袋のなかで丸まった状態で寒さを感じることなく睡眠ができるとされる温度

*モンベルwebサイトより引用

筆者撮影新しい寝袋が嬉しすぎて外でお昼寝もしていました。

キャンプ当日の最低気温予想は3度くらい。つまりコンフォート温度以上。そこで筆者は思いました。

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この寝袋だけでも快適に寝れるってことなのか!

バックアップとして毛布を持っていましたが、あえてそれらを使わずに就寝してみることに。

結果、夜中寒くて目を覚めてしまい、急いで毛布も使用しましたが時すでに遅し。身体はキンキンに冷えていて再度寝付くことができませんでした。

多くの寝袋にはコンフォート温度とリミット温度の記載がありますが、その温度は結構低めに設定されているものが多いように感じます。

キャンプ地の最低気温がコンフォート温度以上であったとしても、寝袋以外の防寒具を持っていきましょう。

☝️今回のケースなら、よりコンフォート温度が低い高スペックの寝袋を使用したり、最初から毛布も合わせて使用すると良かったと思います。また、もう少し服を着込んでもよかったかもしれません。

筆者の経験上、寝袋を選ぶ時はコンフォート温度が「キャンプ地の最低気温-5℃〜-10℃」以下だと安心して快眠できると思います。

【失敗談(2)】汗冷えで風邪をひいてしまった

前述のとおり、寒さ対策を怠り体調を崩しかけた筆者。

同じ轍を踏まないよう、次の冬キャンプではヒートテックを2枚重ねで着用し、その上からインナーダウンやフリースを羽織り、そしてダウンパンツまで着用して臨みました。

筆者撮影 当時の再現かなり着込んで「これで完璧だ!」と意気込んでいました(笑)

日中は特に寒さを感じることなく過ごすことができましたが、就寝時に落とし穴があったのです。

それは汗冷えによる体温の低下。

念入りに着込んだ上で寝袋に潜り込んだので、就寝中に汗をかいてしまったのです。結果的にその汗が冷えて風邪をひいてしまいました。

体調を崩さないように着込んだのに、着込みすぎて風邪を引くとはなんたる皮肉。

対策としては寝袋に入る前は少し服を脱ぐか、アンダーウェアを汗が乾きやすい速乾性のものにすると良いかと思います。

【モンベル】ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ Men's

現在、筆者が使用しているのは「モンベル:ジオライン」。身体を温めてくれながらも、汗をかいたらすぐに乾くので汗冷えする心配がありません。

ヒートテックに比べてお値段は高いですが、レジャー用と割り切ればコスパの良い買い物だと思いますよ。

ただ、ヒートテックも年々アップデートされており、最近のモデルだとドライ機能も備わっているようです。この辺りはお財布と相談しながら決めていくのが良さそうです。

ユニクロ|ヒートテック特集|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

【失敗談(3)】バーナーの燃料がドロップダウンしてしまい調理ができなかった

筆者撮影 当時の再現原則、バーナーと燃料のメーカーは合わせるようにしましょう

冬キャンプにおいて何より困ったことが、燃料のドロップダウン現象。

寒い時期にバーナーを使用していると、ガス缶が冷えて途中で火が弱くなったり消えてしまうことがあります。

なにせお湯が沸かないので、ラーメンすら食べることができませんでした。

筆者撮影左が寒冷地用のCB缶(SOTO) 右が一般的なCB缶

ドロップダウン現象の対策としては、冬にも強い寒冷地用のガス缶を使用することです。

通常のガス缶に比べて高価ですが、中の燃料が寒さに強いように配合されているので、冬でも使用することができます。

それでも、長時間使用するとドロップダウン現象が起きてしまうので、使わない時は外気が触れない場所にしまって置いたりするなどの対策をしておきましょう。

対策をしっかりとして冬キャンプを思いっきり楽しもう!寒さが心配なら温泉が近くにあるキャンプ場が◎

筆者撮影冬キャンプ超楽しい!

この記事では冬キャンプでの寒さ対策やおすすめのキャンプギア、そして筆者の失敗談も含めて紹介させていただきました。

冬キャンプは夏キャンプに比べて準備するものが多いのは事実です。ですが、その手間に勝る魅力が冬キャンプにはたくさんあります。

ただ、どれだけ準備をしても寒さに対する心配はあるものです。

そういう場合は温泉が近くにあるキャンプ場を選ぶと安心です。

筆者のおすすめは十二坊温泉ファミリーキャンプ場!施設内に温泉があるのは本当に最高でした(笑)

☝️冬キャンプにおすすめのキャンプ場が紹介されている記事もぜひご覧ください。

冬キャンプに慣れないうちは、設備が整っているキャンプ場を選びたいですね!

この記事を通して「冬だからキャンプできないなぁ」ではなく「冬だからキャンプに行こう!」と思っていただければ幸いです。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!

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