ミランダ役の女優 『セックス・アンド・ザ・シティ』続編出演は消極的だった 周囲が"大転換"の条件受諾

女優シンシア・ニクソン(55)は、『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編『アンド・ジャスト・ライク・ザット…』でのミランダ・ホッブス役再演について条件があったという。上層部による「多様性の欠如」の是正を求めたそうで、オリジナル作と異なる点がない限り、同役の復帰には「消極的」だったと明かしている。

シンシアはオーストラリアのヘラルドサン紙にこう語った。「非常に難しい決断だった。本当にやるとは思っていなかったし。とても気が進まなかったの。でも、サラ(ジェシカ・パーカー)、脚本家兼クリエイターのマイケル(パトリック・キング) 、クリスティン(デイヴィス)に、オリジナル・シリーズの多様性の欠如という点でこのままでは戻れない、大転換がないとって話したら、彼らは乗ってくれたわけ」「皆がどれだけ熱心に私の話に耳を傾けてくれたか、そして私たちが協力して家の模様替えをするだけでなく、まったく新しい家を建てるためにどんなに協力し合ったか、私は心を打たれたわ」

サラとクリスティンは、それぞれキャリー・ブラッドショーとシャーロット・ヨーク・ゴールデンブラット役を再演、キム・キャトラルのサマンサ・ジョーンズは出演なしの今回の続編について、シンシアは、年を重ねた女性としてのキャラクターと加齢に伴う問題を探ることを楽しんでいるという。

「登場人物は55歳なので更年期ね。そして更年期についてはよくジョークのネタにされるし、確かに不快な面もある。でも、女性が何十年も他人の世話をしてきて、再び自分自身に目を向けることができる時期なのよ。私は誰?どうなりたいの?って 」と続けた。一方、1998年から2004年に放映されたオリジナルの『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズを「とても誇りに思っている」としながらも、ミランダという役以上の存在として知られたいそうだ。

「時々人種や性別について無知であったけど、オリジナルのシリーズをとても誇りに思っている。ミランダになれたことで、長年にわたって多くの素晴らしい役をもらっているしね。けど私がミランダから離れれば離れるほど、人々は私をそのキャラクターとしてだけ考えることを止めて、もっと多くのものを得ることも事実」「でも『セックス・アンド・ザ・シティ』は、私に大人のキャリアを与えてくれたし、そのことを常に感謝している」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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