誕生日に聞きたいバースデイ・ソングの名曲15選

Photo: Pixabay

クリスマスや税金の徴収官と同じように、誕生日も年に一度やってくる。ほとんどの人が、若いころは誕生日を待ち望んでいたと思うが、少し歳を取るとその日が来るのをひそかに恐れ始めるものだ。ともあれ、ここではあなたの誕生日が祝福すべきものであることを願って、uDiscoverが選り抜きのバースデイ・ソング15曲を用意した。プレゼントの包装をワクワクしながら解いているとき、またケーキやアルコールを楽しみすぎたあなたにとって、またとないサウンドトラックになるだろう。

__

1. The Crests / 16 Candles

ザ・クレスツ / シックスティーン・キャンドルズ

16歳になることは今でも重大な人生の節目だが、1950年代と1960年代にはそれは特に大きな出来事だった。当時のこの年齢層にとってある意味最も人気があった曲が「16 Candles」で、16歳を迎えるすべてのティーネイジャーにぴったりの歴史的なヒット曲だった。

2. Leslie Gore / It’s My Party

レスリー・ゴーア / 涙のバースデイ・パーティ

「涙のバースデイ・パーティ」は確かに特別な日のメランコリックな側面に焦点を当てたものだ。しかしすばらしい曲であることに変わりはない。そしてバースデー・パーティの主役は誰でもない。あなたなのだ。「cry if you want to! /泣きたいなら泣いたっていい!」

3. Altered Images / Happy Birthday

オルタード・イメージ / ハッピー・バースデイ

スコットランドのニュー・ウェイヴ・バンド、オルタード・イメージの最大のヒット曲「Happy Birthday」(1981年) はとても陽気で活気に満ち、祝福ムード溢れるバースデイ・ソングだ。この曲はまた、誕生日をテーマにした映画の典型例ともいうべき『すてきな片想い』にもフィーチャーされている。

4. Katy Perry / Birthday

ケイティ・ペリー / バースデイ

ケイティのアルバム『Prism』の収録曲で、トップ40ヒットを記録したバースデイ・ソング。パーティー・プランナーを起用し、制作されたというこの曲のミュージック・ビデオには独創的なバースデイ・ケーキがいくつも登場する。どれもとてもおいしそうだ。

5. Stevie Wonder / Happy Birthday

スティーヴィー・ワンダー / ハッピー・バースデイ

高い評価を得ているスティーヴィーのアルバム『Hotter Than July』に収録。「Happy Birthday」は、今は亡き偉大なる人物、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの誕生日を祝うために書かれた1曲だった。

6. The Beatles / Birthday

ザ・ビートルズ / バースデイ

ビートルズの最高傑作の一つ『The Beatles  (White Album)』のハイライトに数えられる1曲。真っ当なDJなら放送中に誕生日を発表する際にきまってオン・エアするであろう定番曲だ。

7. Rihanna / Birthday Cake

リアーナ / バースデイ・ケーキ

このポップな小品で、リアーナは「It’s not even my birthday  (わたしの誕生日でもないのに……) 」と歌っているが、そんなことはないだろう。きっとどこかにロウソクの灯ったケーキが隠れているに違いない。

8. Madonna / B’day Song

マドンナ / バースデイ・ソング

この高揚感溢れる楽曲は、年齢を問わず誕生日のお祝いに完璧な出来だ。にもかかわらず、アルバム『MDNA』のボーナス・トラックに過ぎないというのはなんとも不可解だ。

9. The Smiths / Unhappy Birthday

ザ・スミス / アンハッピー・バースデイ

誕生日の陰鬱な一面を歌ったもう一つの曲が、ザ・スミスの「Unhappy Birthday」である。モリッシーがあなたの特別な日をより悲しいものにしてくれる。

10. Don McLean / Birthday Song

ドン・マクリーン / バースデイ・ソング

「American Pie」で有名なヒット・メーカー、ドン・マクリーンの作品。とても感傷的で、同時にこの上なく情熱的な祝福の歌だ。

11. Loretta Lynn / Happy Birthday

ロレッタ・リン / ハッピー・バースデイ

この「Happy Birthday」もまた、棘のある作品だ。カントリー・ミュージックを代表する歌い手の一人、ロレッタ・リンは、ここで誕生日を祝っていると同時にかつての恋人に優しく別れを告げている。

12. They Might Be Giants / Older

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ / オールダー

‘You’re older than you’ve ever been … and now you’re even older!
きみは昨日までのきみよりも年老いている……そして今この瞬間もさらに老け続けていく!

アメリカが生んだ異形のポップスター、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツはこの肝心要のポイントを、祝福の歌「Older」の中で幾度も繰り返し、歌ってきかせる。

13. The Sugarcubes / Birthday

ザ・シュガーキューブス / バースデイ

バースデイ・ソングについて考えるとき、アイスランドの美しいオルタナティヴ・ポップを思い浮かべることはあまりないかもしれない。しかしこの1987年にヒットしたこのミステリアスなインディ・ポップ・ナンバーによって、世界中の多くの人たちが初めてビョークのすばらしい歌声を耳にしたのである。

14. Peter Hammill / Birthday Special

ピーター・ハミル / バースデイ・スペシャル

今回リストアップした曲の中で、最も遠回しに”誕生日”を表現しているのがこの曲だろう。ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのフロントマン、ピーター・ハミルは歌詞の中でケーキやロウソク、パーティー・ゲームではなくヘンゼルとグレーテルや食料品室のオウムを称えている。耳の肥えたアート・ロック・ファンのバースデイ・パーティにぴったりの1曲だ。

15. Steppenwolf / At Your Birthday

ステッペンウルフ / ハッピー・バースデイ

ケーキを切るときにゴキゲンなアシッド・ロックが必要だと感じたなら、ステッペンウルフの1969年のアルバム『At Your Birthday Party』に収録にされている抜群のトラックをかけるといい。

Written By Tim Peacock

© ユニバーサル ミュージック合同会社