【中山金杯/追い切り診断】“伏兵”7歳馬に「A」評価 デキの良さから「上位食い込みも」

■レッドガラン

【中間調整】半年間の休養明けから3戦目だった前走・リゲルSでは中団から脚を使い3着。詰めの甘さも同居するが、レース巧者ぶりを感じさせる一戦だった。その後は在厩で京都金杯を一応の目標に据え、調整されている。12月25日に斎藤騎手を背にCWで追われたのが初時計。5F64秒6(強め)をマークし、秋3戦を消化したとは思えない活気を見せた。

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【最終追い切り】12月31日の最終追いは、CWで同じ京都金杯に登録があるダイアトニックのリードホースを務めるかたちの併せ馬。稽古駆けする相手に取り付かれたが、体を並べてからはしっかり食い下がり併入に持ち込んでいる。

【見解】状態の波が少ないタイプだが、この中間の攻め気配は申し分なく、復帰後いちばんいい状況のよう。中山金杯、京都金杯、ニューイヤーSのトリプル登録から、結局除外濃厚だった京都金杯には投票せず、中山金杯に向かってくる。距離は長い感もあるが過去には2000mでの好走経験もあるだけに、デキの良さから上位食い込みがあって驚けない。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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