【中山金杯/追い切り診断】重賞前線マンに「A」評価 心身ともに充実期で「Vは目前」

■ヒートオンビート

【中間調整】前走のチャレンジCは、2番手で上がり最速の勝ち馬ソーヴァリアントが強すぎた感はあったが、勝負どころで動きづらい場面がありながらもいい脚を使って2着。重賞タイトルに手が届く実力者であることをアピールした。その後は在厩で中山金杯に向けて調整。12月16日にCW3F40秒7-1F12秒8(馬なり)と中間の初時計で素軽く動いてみせた。24日に初コンビを組む横山武騎手が騎乗し、CWで7Fから意欲的な併せ馬。豪快な伸びで先行したオープン馬に先着と、前走時以上の雰囲気を見せている。

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【最終追い切り】最終追いは12月31日。前走同様、栗東ポリで流して気分良くレースに向かわせる調整内容。緩いペースでも力まず、ラストは自ら気持ちを乗せて軽快に伸びた。

【見解】最終追いを負荷の少ない芝やポリで走らせるのはいつものパターン。これまで以上に乗っている雰囲気でゴールに向かっていき、心身ともに充実期にありそうだ。3日に15-15で追加の脚慣らしもこなしており、体調は良さそう。中山は初だが、前走・阪神内回りで見せた立ち回りからすれば、問題なくこなせるはず。Vは目前か

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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