アプリからクーポン配信、分析し効果的な利用客の呼び込みに 埼玉・熊谷市、埼玉パナの試合日に実証実験

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埼玉パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパス東京の練習試合を見物する観客たち=昨年12月25日、熊谷市上川上の熊谷ラグビー場

 埼玉県の熊谷市が参画する熊谷スマートシティ推進協議会は、ラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツのリーグワン公式戦が同市上川上の熊谷ラグビー場で開催される16日から、来街者が市内に滞在する時間を延長させようと、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った実証実験を市内のJR熊谷駅から同ラグビー場のある熊谷スポーツ文化公園間の沿道周辺などで開始する。

 同協議会が国交省のスマートシティモデルプロジェクトに応募し、提案した実行計画が本年度先行モデルプロジェクトとして採択され実施。市内の交流人口や関係人口、居住人口の増加につながる流れの構築を目指していく。

 埼玉パナソニックワイルドナイツの試合が同ラグビー場で開催される16、23日、2月19、26日、市内での気象の変化をタイミングとした任意の日に、ラインアプリサービスとして開発した熊谷まちあるきアプリ「くまぶら」から街中の個店50~60店舗のクーポンを配信。人々がそれをきっかけにどのような市内回遊を行うのかを分析する。

 クーポンの使用時期・嗜好(しこう)性・使用者の属性を分析し、来街者の好みや人気の高いスポットなどを抽出することができるため、イベントが行われる際のより効果的な利用客の呼び込みの参考となる。

 今回の実験は市LINE公式アカウントから実証実験のアプリサービスに登録してもらって実施するため、アプリをダウンロードすることなく、LINEでお友達登録することで参加しやすくなっている。アプリ内ではクーポンの配信だけでなく、日本気象協会と連携し、かぜ予防指標に基づく情報も配信する。

 市企画課の担当者は「3月をめどに調査結果をまとめていきたい」と話している。