1/100の映画評 特別編- 2021年に観た作品のベスト3を発表

年間100本を超える映画・ドラマ(連続シリーズを含む)作品を消費することから、1/100の映画評と名づけた連載。その中から、とっておきの“今年(2021年)のベスト3“を発表します。

[1/100の映画評 - dino.network]

第3位 : 『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』

[『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』が証明しようとするのは、ビジネスで最も大事なことは、速いことだということ。 - dino.network]

第3位は、金融取引における情報戦の激しさを描いたスリリングな一作『ハミングバード・プロジェクト』。

他社より、0.001秒早く情報を届ければ、年間500億円ゲットできる。この0.001秒短縮のために命を賭ける男たちの苦闘を描いた作品。仕事を生き甲斐にする者なら必見。

第2位 : 『カセットテープ・ダイアリーズ』

[『カセットテープ・ダイアリーズ』原題はブルース・スプリングスティーンの名曲「Blinded by the light」(光で目もくらみ) - dino.network]

第2位は、ブルース・スプリングスティーンに魅せられたパキスタン系英国人の少年の物語『カセットテープ・ダイアリーズ』。

イギリスが人種の宝庫であること、かつその中でのパキスタン移民の扱いの酷さを知ることができる、実話ベースの作品。

第1位 : 『浅草キッド』

[Netflix 『浅草キッド』笑われんじゃねえぞ、笑わせるんだ。 - dino.network]

僕にとっての2021年No. 1は、『浅草キッド』。

プライドを持って仕事をしよう、へこへこぺこぺことするだけが商売じゃない、と恐ろしく胸落ちする作品。
やっぱり2時間前後を使って観るからには、自分1日の8%の時間を消費することになるのだから、それなりに何かしら得るものが欲しい。年間100本以上映画コンテンツを見るということは、1年で200時間以上、ということは、1年で自分の保有時間の2.3%くらいを捧げているのだから。

上記3本は、その代償としては充分すぎるほどの価値を返してもらえる作品です。太鼓判押します。(その意味では、上記3本以外にも価値ある作品はたくさんあったわけです、だいたい50%くらいの作品は観るべき作品だったかな。え?残りの50%は価値ないのか?って。まあ、そこはご想像にお任せします笑)

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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