警察庁、電動キックボードなどの交通ルールに関する有識者検討会報告書発表

警察庁は2021年12月、電動キックボードなどを含めた多様な交通主体の交通ルール等の在り方に関する有識者検討会の報告書を発表した。車両区分や小型低速車などの新たな交通ルールについてまとめている。

警察庁は2021年4月、同検討会の中間報告書を発表した。今回の報告書は、残る論点などを検討したものだ。

警察庁、電動キックボードなど電動モビリティに関する中間報告発表

警察庁は4月15日、一定の大きさ以下の電動モビリティを最高速度に応じて「歩道通行車」「小型低速車」「既存の原動機自転車等」の3類型に分けるといった新たな交通ルールを検討することを発表した。今回検討すると発表した新たな交通ルールでは、最高速度に応じて3類型に分け、その上で大きさ、走行場所などの...

今回の報告書では、車両区分に速度制限が設定された。電動キックボードが含まれる小型低速車では、一般的な自転車利用者の速度(15~20km/h)と同程度で検討していくという。

電動キックボードの走行について、運転免許は必要ないが、シェアリング事業者・販売事業者に対して、利用者に対する交通安全教育の実施を求めるとまとめた。ヘルメットについては、着用促進を図っていくという。

また、自動歩道通行車については、走行させる主体を行政機関が把握するための制度を新設する。さらに、車体の安全性の確保については、産業界における自主的な取り組みに期待すると述べている。なお、同発表は、以下のURLで公開されている。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/council/saisyugaiyou.pdf

(出典:警察庁 Webサイトより)

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