「風呂の日」に無料送迎 1月26日、大塔「乙女の湯」

大塔地域にある富里温泉「乙女の湯」(和歌山県田辺市下川下で)

 和歌山県田辺市下川下(大塔地域)の富里温泉「乙女の湯」に親しんでもらおうと、施設の指定管理者となっている同市鮎川の有限会社「おおとう交通社」は26日、乙女の湯への無料送迎バスを運行する。26日を「風呂の日」として、バス事業所の大塔交通社と協力して企画した。今後の定期的な開催も検討している。

 乙女の湯は、大塔地域にある「半作嶺(はんさみね)」の地下1300メートルから湧き出る温泉を用いている。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や関節痛、疲労などに効果があるとされる。半作嶺の稜線(りょうせん)は、女性の横顔のように見えることから「乙女の寝顔」と呼ばれており、これにちなんで「乙女の湯」と名付けられた。

 おおとう交通社の担当者は「コロナ禍で営業できない期間もあったが、『乙女の湯』は大塔地域を代表するスポットの一つ。この企画を機に、多くの人に温泉を楽しんでもらえたら」と話している。

 26日の企画は予約制で、定員は先着25人。無料送迎バスは、午後4時に同市鮎川の「大塔交通社」を出て、午後6時に乙女の湯を出発する。入浴料は別途必要。申し込みは、6~24日に大塔交通社(0739.48.8138)へ。

 乙女の湯の営業時間は午後4時~7時半。年始は6日から営業する。土、日曜日は定休。

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