【中山金杯/穴ライズ】単勝“10人気”以下の伏兵 上位人気馬との比較で「買い」の判断

中央競馬の開幕を告げる年明け恒例の中山金杯。昨年は1番人気ヒシイグアスが制したものの、2着に5番人気ココロノトウダイ、3着に11番人気のウインイクシードで、3連単6万4390円。

毎年荒れるハンデ重賞だけに「穴馬」発掘が馬券攻略のカギとなる。ここでは波乱の使者となりえる伏兵を紹介する。

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■アドマイヤアルバ

昨年はハンデ53キロの目黒記念で15番人気3着。今年の中山金杯で人気の一角を担うヒートオンビートが当時55キロで2着で、この馬と0秒3差なら、同馬も“買い”の判断を下せる。

近走は長距離戦を使われ後方待機のレースを続けているが、2019年には京都金杯で4着などマイル戦にも対応してきた馬で、小回り中山芝2000mで3枠に入った今回は、もう1列前の競馬を試みるはず。

昨秋のオールカマー、アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズSの敗戦は、骨っぽい相手にいずれも1秒差以内。今回のメンバーに入れば、上位争いに加われる。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。

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