【中山金杯/穴ライズ】近走の成績が“盲点”の伏兵 好位粘り込みで「大仕事」の予感

中央競馬の開幕を告げる年明け恒例の中山金杯。昨年は1番人気ヒシイグアスが制したものの、2着に5番人気ココロノトウダイ、3着に11番人気のウインイクシードで、3連単6万4390円。

毎年荒れるハンデ重賞だけに「穴馬」発掘が馬券攻略のカギとなる。ここでは波乱の使者となりえる伏兵を紹介する。

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■レッドガラン

昨年は年明けの京都金杯に出走し、3番人気6着。その後はリステッド競走に出走を続けるも、3着が精いっぱいと鳴かず飛ばずの競馬が続く。今回、ハンデ56キロは見込まれた感はあるが、それでも穴馬に推奨したい条件が揃う。

1年半ぶりとなる芝2000mは2020年の鳴尾記念で3番人気5着。好位から脚を伸ばして、1着パフォーマプロミス、2着ラヴズオンリーユーという好メンバーを相手に、勝ち馬から0秒7差は健闘と言っていい。

近走はマイルを中心に使われているが若干忙しく、脚も溜まっていない印象を受けた。鳴尾記念のように好位から粘り込むイメージで、大仕事をやってのける感が漂う。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。

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