【中山金杯/穴ライズ】コースと距離適性で再浮上 伏兵扱いなら「積極的に狙いたい」

中央競馬の開幕を告げる年明け恒例の中山金杯。昨年は1番人気ヒシイグアスが制したものの、2着に5番人気ココロノトウダイ、3着に11番人気のウインイクシードで、3連単6万4390円。

毎年荒れるハンデ重賞だけに「穴馬」発掘が馬券攻略のカギとなる。ここでは波乱の使者となりえる伏兵を紹介する。

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■ロザムール

昨年の中山金杯で14番人気4着と大健闘した同馬。今年は人気を集めるだろうが、それでも伏兵扱いであれば積極的に狙いたい1頭だ。

その昨年は果敢にハナを奪って、前半1000m62秒0のスローに落としての逃げ。直線は早めにウインイクシードに捕まったが、そこからもじつにしぶとく粘り込んだ。前走・GI初挑戦のエリザベス女王杯はシャムロックヒルとの逃げ争いで消耗し見せ場なく終わり、今回もこの馬が出走するが、2番手に控えても結果を残してきた馬。今回は無理に競り合うことはないと見る。

4勝中2勝で昨年の中山牝馬S2着という中山へのコース替わり、近2走から1ハロン短縮と巻き返す要素は十分に揃った。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。

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