日本ハムには空き多数、5球団は埋まる 12球団の「1桁背番号」事情は?

背番号「7」に変更したオリックス・吉田正尚【写真:橋本健吾】

ヤクルトの「4」はドラフト2位・丸山が背負う

2022年のキャンプインまで1か月を切った。NPB12球団のチーム作りも着々と進み、戦力整理や補強により今季から新たな背番号を付けることになった選手もいる。オリックス・吉田正尚外野手が「7」に変更となるなど動きがあった中で、各球団の期待の表れともいえる1桁背番の空き番号を見てみる。

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【セ・リーグ】
○ヤクルト なし
昨季は、2019年までバレンティンが背負った「4」が空いていたが、ドラフト2位の丸山和郁(明大)が付けることが決まった。俊足好打の外野手への期待の大きさがうかがえる。中村悠平は「2」から「27」に変更の方針で、正式決定すれば「2」が空き番となりそうだ。

○阪神「1」「6」
2019年限りで退団した鳥谷敬氏の「1」、2018年限りで退任した金本知憲前監督の「6」は、ふさわしい選手が現れるまでは空き番の方針となっている。

○巨人「7」
2018年オフ、長野久義が広島に移籍して以降は「7」が空いている。巨人は王貞治氏の「1」、長嶋茂雄氏の「3」、黒沢俊夫氏の「4」が永久欠番。今オフは新たに吉川尚輝が「2」、松原聖弥が「9」となった。

○広島「4」「9」
小窪哲也が2020年限りで退団するまで背負った「4」、2018年まで丸佳浩が付けていた「9」が空いている。また「1」の鈴木誠也はポスティングシステムでメジャー移籍を目指しており、実現した場合は空き番となる可能性が高い。衣笠祥雄氏の「3」と山本浩二氏の「8」は永久欠番だ。

○中日 なし
「4」の藤井淳志氏が昨季限りで引退したが、ドラフト2位の鵜飼航丞(駒大)に継承されたため、空いている1桁番号はない。

○DeNA なし
昨季限りで現役引退した中井大介氏の「0」は日本ハムから加入した大田泰示に、梶谷隆幸が2020年オフに巨人へFA移籍してから空いていた「3」は、10年ぶりの古巣復帰となった藤田一也が背負うことになった。

オリックス・吉田正は「34」から「7」となった

【パ・リーグ】
○オリックス なし
今オフ、1桁背番号が多く変更された。2年連続首位打者の吉田正尚が「7」となり、糸井嘉男が阪神移籍後空いていた番号を背負うことになった。「1」は福田周平が付け、空いた「4」は新助っ人のバレラに。ドラフト2位の野口智哉(関西大)が「9」、同4位の渡部遼人(慶大)が「0」と2人の新人にも託された。

○ロッテ「9」
「9」は2019年限りで現役引退した福浦和也が1998年から22年間つけてきた番号で、準永久欠番。“ミスターロッテ”の後継者にふさわしい人材が現れるまでは空き番となり続けそうだ。今オフは藤原恭大が「2」から「1」に、ドラフト1位の松川虎生が「2」となった。

○楽天 なし
昨季も空きなし。2012年から「6」を背負い続けた藤田一也が退団したが、日本ハムから加入した西川遥輝が付ける。

○ソフトバンク「4」
昨季限りで退団したバレンティンの「4」が空き番となった。一方、松田宣浩が2019年から「5」に復帰したことで空いていた「3」は、新助っ人のガルビスに。また昨季は誰も背負わなかった「1」はドラフト1位の風間球打(ノースアジア大明桜)に渡った。

○日本ハム「0」「5」「6」「7」
多くの1桁番号が空き番となっている。昨季限りで“ノンテンダー”となり退団した大田泰示の「5」、西川遥輝の「7」、さらに昨季途中で巨人に移籍した中田翔の「6」もだ。なお日本ハムは「0」と「00」は使用しないとしている。

○西武「0」「9」
昨季途中に日本ハムにトレード移籍した木村文紀が付けていた「9」が空き番に。また2020年限りで現役引退した水口大地が背負っていた「0」も空いている。

【表】どこが空いている? 12球団の「1桁背番号」一覧

【表】どこが空いている? 12球団の「1桁背番号」一覧 signature

(Full-Count編集部)

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