大河ドラマ「鎌倉殿の13人」北条義時にスポット 地元で企画展

伊豆や鎌倉から出土した瓦などが展示されている企画展=鎌倉歴史文化交流館

 9日から放送予定のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時にスポットを当てた企画展が4日、鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市扇ガ谷)で始まった。同館の主催で3月26日まで。

 大河ドラマの放送に合わせ、義時の実像に迫ってもらおうと同館が企画した。現在の静岡県伊豆の国市の北条氏邸跡から見つかった出土品や歴史資料から、北条氏の軌跡をたどる。

 展示では、武士が酒宴で使ったとされる土器「かわらけ」の他、陶磁器や瓦など約100点を紹介。伊豆と鎌倉双方で出土した同じ模様の瓦からは、北条氏が鎌倉や伊豆を舞台に、政治や文化活動を展開していたことをうかがい知ることができるという。

 同館は「出土品などから財力を握っていた北条氏のことを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 開館は午前10時~午後4時。日曜・祝日は休館。観覧料は大人300円、小中学生100円。問い合わせは、同館電話0467(73)8501。

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