STVが2021年・年間視聴率三冠のV14達成! 全日記録も更新中

STV札幌テレビ放送は1月4日、北海道・札幌市内の同局で記者会見を行い、2021年の視聴率結果を発表した。「年間」世帯視聴率は、「全日」が7.7%、「ゴールデン」が10.6%、「プライム」が10.0%で、NHKを含む道内全6局中トップとなり、08年から14年連続の三冠を達成した。特に、局の強さ(ステーションパワー)を示す指標である「全日」視聴率(午前6:00~深夜0:00)は、1993年以来29年連続トップの全国最長記録を更新した。また、20年4月からスタートした機械式個人視聴率調査においても、21年の「年間」個人全体視聴率は、「全日」が4.6%、「ゴールデン」が7.1%、「プライム」が6.6%で、初の「年間」個人視聴率三冠も達成した。

STVによると、平日朝・夕の自社制作番組とプライムタイムのネット番組の両輪が堅調に数字を伸ばしたことが理由として挙げられた。年間世帯視聴率は平日朝の「どさんこワイド朝」(月~金曜午前5:00)が5.8%、平日夕方の「どさんこワイド179」(月~金曜午後3:48)が10.3%で、それぞれ2位の局に1.4%、3.4%の大差をつけた。一方、プライムタイムのネット番組では、10月にスタートした「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」(火曜午後7:00=中京テレビ制作)が9月までの上期平均11.8%、10~12月平均12.6%と数字を徐々に伸ばしているほか、プライムレギュラー番組も高い数字を維持。単発番組では、東京オリンピックの男子サッカー「日本×スペイン」生中継が個人視聴率19.8%、陸上の女子マラソンが同14.4%と高視聴率を記録し、視聴者の関心を集めたことが伺えた(視聴率は祝日を除く年間同時間平均で算出)。

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