ロックインジャパン 茨城から千葉に会場変更 昨年は医師会要請で急きょ中止「万全の感染対策は困難」

野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が、今年から「千葉市蘇我スポーツ公園」で開催することが5日、発表された。

同フェスは2000年の初開催時から19年まで茨城県・国営ひたち海浜公園で行われていた。総合プロデューサーの渋谷陽一氏は公式サイトに文書をアップし、国営ひたち海浜公園では会場の構造上、参加者がステージ間を移動する際に「必然的に入場規制や密が起き」るため「万全の感染対策を行う事は困難」と会場変更の理由を説明。千葉市蘇我スポーツ公園ではステージ間の移動が減るほか、移動の際も広い導線が確保できるとした。

8月第1週、第2週の開催を予定しており、詳細な開催日程は後日発表される。

昨年は開催予定日の約1カ月前の7月7日に急きょ中止を発表。チケット払い戻しの対応などに追われた。中止の理由について、同フェス運営事務局は、茨城県医師会などから中止要請や「仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講じ、参加者の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期す」要請を受けたと明かし「(参加者の)会場外での行動を管理することは、実質的には困難実質的には困難」と説明していた。

(よろず~ニュース編集部)

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