【コロナ禍はどうだった?】2,300名に聞いた「2022年お年玉」

いまだコロナ禍であるものの、規制緩和もあり2022年に帰省した人は多いのではないでしょうか。正月の帰省といえばお年玉。コロナ禍のお年玉はどのようなものだったのでしょうか。日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「お年玉」に関するアンケートを実施しました。コロナ禍でお年玉はどのように変わったのでしょうか。

【アンケート調査概要】
・調査期間:2022年1月2日~1月4日
・集計対象人数:2,300人
・調査対象者:男女

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コロナ禍で変わった?「2022年お年玉事情」を大公開!

2022年お正月にお年玉についてあげるかどうか質問してみると「あげる予定がない」と答えたのが60%以上という結果でした。昨年よりも帰省しやすくなったのものの、やはり帰省していない人が多いと考えられます。

次に、これまでにお年玉をあげたことが「ある」と回答した人と「ない」と回答した人に分けて「2022年にお年玉をあげる予定はあるか」をまとめた結果が上記です。これまでにお年玉をあげたことが「ある」人の半数以上が2022年もお年玉を「あげる予定がある(あげた)」と回答。こう見るとコロナ禍の正月云々ではなく、これまでお年玉をあげたかどうかによって今年のお年玉が決まっているようですね。

コロナ禍の正月、お年玉の渡し方はいかに

では、コロナ禍とそれ以前ではお年玉の渡し方は変わったのでしょうか。聞いてみると、23.1%の方が「変化がある(あった)」と回答。

そこで、お年玉を渡したことがあると回答した1,531名にコロナ禍以前のお年玉の渡し方を質問。すると、87.3%が「本人に手渡し」と回答しました。
では、ここからコロナ禍の正月はどう変わったのでしょうか。2022年にお年玉を「あげる予定がある(あげた)」と回答した870名に聞いた結果が下記です。

約8割が「本人に手渡し」という結果に。いまだ手渡しが習慣化されていることがわかるものの、コロナ禍以前に比べると10%程度低下。感染対策の一つと考えられますね。逆に増えたのは「本人以外に預ける」「郵送」「振込」「電子マネー」。それぞれの理由は次のとおりです。

「本人以外に預ける」
・できるだけ集まらないようにしているから。(40代・男性)
「郵送」「振込」「電子マネー」を選んだ理由
・オンライン帰省で直接会わなかったから。(30代・女性「郵送」)
・お金を郵送するのは気がひけるので、電子マネーであれば簡単だから。(40代・女性「電子マネー」)

最近ではスマホやショッピングサイト経由でギフトカードや商品券を贈れるようになりました。コロナ禍ではデバイスを駆使するデジタルシニアが増えましたが、孫へのお年玉をデバイスで贈るシニアもいるのかもしれませんね。

もっとも気になる「コロナ禍のお年玉の金額」

最後に、お年玉の額について質問すると約9割が「変化なし」と回答。コロナ禍でもお年玉への影響はそこまで大きくないことがわかりますね。「変化なし」の具体的理由は下記となります。

「変化なし」
・年齢で金額を決めているから。(60代・男性)
・コロナとお年玉は関係ないから。(40代・女性)
・コロナ禍でも今まで通りにしてあげたいので。(40代・男性)

「金額が増えた」理由は「年齢が上がったから。(60代・男性)」「会えない分を上乗せした。(70代・女性)」、
「金額が減った」理由は「コロナの影響で収入が減ったから。(40代・男性)」との声がありました。

コロナ禍でもお年玉は良い意味で変わらない部分が大きいものの、オンラインの普及で今後電子マネーを贈る機会は増えていきそうですね。

以上「2022年のお年玉事情」でした。

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