沖縄に続き山口、広島も「まん延防止等重点措置」要請へ

 山口県と広島県は、年始より県内における新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受け、政府に「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを固めた。

沖縄と合わせ3県で飲食店への時短要請へ

 米軍基地がある3県で新型コロナウイルスの感染が急拡大している。岩国基地のある山口県で5日発表された感染者数は104人、隣県である広島県でも138人とこれまでの拡大期を上回るペースで急激に感染者が増えている。さらに、広島県では6日も引き続き増加する見通しだ。

 両県はこれまでにない急激な感染拡大に危機感を持っており、現時点で強い措置を行う必要があるとして、それぞれ政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針を固めた。一両日中にも正式に政府に伝える予定だ。

 また同じ5日に新規感染者623人と、全国でもっとも急激なペースで感染者が増加している沖縄県では、すでに第6波に入ったとして同様に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針。3県とも、適用となれば飲食店などに時短要請を行う予定で、年明け早々に一部地域ではあるが再び自粛生活が求められることとなった。

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