関東南部 6日(木)午後は大雪のおそれ 身に染みる寒さ続く 7日(金)朝は凍結にも注意

6日(木)午後は、東日本の太平洋側を中心に雪や雨が降る見込み。関東は今夜遅くにかけて南部を中心に雪の積もる所があり、大雪となる所がありそうだ。大雪による路面凍結、電線や樹木への着雪、交通機関への影響に注意・警戒が必要だ。また、関東はかなり気温が低いため、引き続き防寒対策が必要となる。

積雪と寒さ

 日本の南を低気圧が進む影響で、太平洋側は所々で雪や雨が降っている。6日(木)午後は、東日本の太平洋側を中心に雪が降り、静岡県の山地や関東南部で大雪となる所がある見込み。気温が低いため本格的な降雪となった場合は、周辺の様子がすぐに一変し、路面の状態が悪くなる可能性がある。大雪による交通障害、電線や樹木への着雪に注意・警戒が必要だ。

<7日(金)昼までの予想降雪量(多い所)>

 関東南部の山地・静岡県の山地 10センチ  

 関東南部の平地  5センチ

 東京23区でも5センチの積雪となる所がある見込み

 東京都心は午前11時の気温が2.4℃と、朝から寒い状態が続いている。午後は、降雪によりさらに気温が下がる可能性もあり、関東南部の各地は平年を大幅に下回る見込み。北日本の寒さとは比較にならないものの、家の造りが異なることなどが影響して、浴室周辺の温度が極端に低くなっていることが考えられる。入浴するさいは、急激な温度差により生じるヒートショックなどにも注意が必要だ。

7日(金)の天気

 あす7日(金)は太平洋側で天気が回復して、日中は広く晴れる見込み。ただし、関東南部では路面が濡れているか、場所によっては積雪が残っている所がありそうだ。朝にかけては平地でも氷点下の冷え込みが予想されるため、路面凍結によるスリップや歩行中の転倒などに注意が必要だ。日本海側は北陸で午前中に雪となり、北日本は午後も雪が降りやすく、ふぶく所がある見込み。

週末以降の天気

 日本海側は三連休中も雪や雨の降る所が多いが、特に11日(火)午後から12日(水)は荒れた天気となる見込み。太平洋側は8日(土)は晴れるが、9日(日)は西日本で雲が広がり沿岸部を中心に天気が崩れ、10日(成人の日)にかけては東日本の太平洋側にも一時的に降水域が広がる可能性もある。

(気象予報士・高橋和也)

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