映画『ザ・ビートルズ:Get Back』が全米のIMAXで1日限りの特別上映決定

昨年11月末からDisney+ (ディズニープラス)での配信がスタートしたドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』。この度、監督のピーター・ジャクソンら製作陣は、同映画の題材にもなっている“ルーフトップ・コンサート”を2022年1月30日に全米のIMAXシアターで上映することを発表した。また、本編の上映にあわせて、監督らによるQ&Aも衛星放送を介して全館で同時配信される予定だ。

1969年1月30日、英ロンドンのサヴィル・ロウにあったアップル・コアの屋上で行われた同コンサートで、ザ・ビートルズ(The Beatles)は彼らの最後のアルバム『Let It Be』からの楽曲を42分にわたって演奏していたが、最終的には、同ビル前の通りに群衆が押し寄せたために、駆けつけた警官によって中断された。

ピーター・ジャクソンは次のようにコメントしている。

「映画“ザ・ビートルズ:Get Back”からの“ルーフトップ・コンサート”を、IMAXの巨大スクリーンでご覧いただけることを大変嬉しく思っています。これはザ・ビートルズの最後のコンサートであり、それを目と耳で体感してもらうにはこれ以上ないかたちです」

IMAXシアターでの1時間のプレミア上映のチケットは現在発売中で、2月11日から13日にかけては、世界各地で劇場公開される予定だ。

さらに、ピーター・ジャクソンとディズニーは、映画『ザ・ビートルズ:Get Back』の全3話を収めたブルーレイとDVDが2月8日に全米で発売されることも発表(現在も全編がDisney+で配信中)。

先月、ピーター・ジャクソンは、同じく映画監督のロバート・ロドリゲスがホストを務めるポッドキャスト“Something About The Beatles”にゲストとして登場している。

“Let It Be”プロジェクトを詳細に検証するブログ「They May Be Parted」で知られるダン・リヴキンも共同ホストとしてゲスト出演し、マイケル・リンゼイ=ホッグが映画『レット・イット・ビー』のために撮影した膨大なお宝映像と、新作映画の約8時間という上映時間に収まりきらない数々の秘蔵エピソードを掘り下げるこの3時間に及ぶ特別対談は、同ポッドキャストのファンだったというピーター・ジャクソンが、自らロバート・ロドリゲスを探し出し実現させたもので、現在約1時間ずつの3つのエピソードに分けて配信されている(ピーター・ジャクソンの映画同様に)。ピーター・ジャクソンは同番組に再び出演したい意向を示しており、次回は特別ゲストを連れてくることにも期待がふくらむところだ。

Written By Will Schube

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