東日本の各地に伝わる漆芸技法を見られる展覧会が高松市で開かれています。
展示されているのは、東日本の各地に伝わる漆芸技法の工程の見本です。青森県や新潟県、神奈川県など9つの県の12種類の技法を、各地の職人が工程ごとに再現したものが並んでいます。
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こちらは、新潟県村上市に江戸時代末期から伝わる「村上木彫堆朱」という技法です。高松藩出身の漆芸の名工・玉楮象谷の作品に影響を受けて、木を彫った上から漆を塗り重ねる技法が生まれたといわれています。
漆の樹液そのものを最後に塗ることで、空気に触れて黒っぽくなった部分に陰影が付き、より立体感が生まれます。
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(香川県漆芸研究所/辻孝史 技師)
「1つのものが仕上がるのにたくさんの工程があります。これだけの時間が掛かっているんだということをじっくり見ていただければなと思います」
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「東日本の漆芸技法展」は高松市の香川県文化会館で1月16日まで開かれています。