紅白で勢いが〝加速〟さらなるブレークを果たしそうな藤井風

昨年の紅白歌合戦で一躍注目を浴びたのが初出場を果たしたシンガー・ソングライターの藤井風だった。

もともと、藤井は岡山県・里庄町の実家の喫茶店でピアノを弾く動画を、12歳からYouTubeに投稿し名前を売ったが、紅白ではまず、岡山の実家で電子ピアノを弾きながら「きらり」を歌唱。

藤井がカメラの前に立ちふさがり、画面が暗転。直後に姿を現したのはなんと東京の紅白のステージ。〝ワープ〟を事前に知らされていなかった司会者や審査員が驚きの表情を浮かべる中、2曲目の「燃えよ」を熱唱した。

歌唱後は地元の方言を交え、親しみやすそうなやりとりを見せたが、出番はそれでは終わらず。大トリを務めたMISIAの2曲目「Higher Love」にもサプライズで登場し、ピアノ伴奏で参加。この楽曲は藤井が提供したもので、MISIAとのステージ初共演が紅白で実現した。

「これまでは、音楽ファンの間で知られた存在だったが、累計で5000万人以上が視聴した紅白に出場したおかげで、知名度は全国区になった。コンサートのチケットはすでに入手困難だったが、さらなるブレークを果たしそう」(芸能記者)

一部ニュースサイトによると、歌唱のみならず、藤井がはいていた緑色のモコモコしたスリッパも話題に。

そのスリッパは「READYMADE」というブランドのホームシューズで、3万円ほどする高級品だというが、藤井がはいた宣伝効果で在庫切れになってしまっているというのだ。

「そのスリッパの会社からイメージキャラ就任のオファーがあるかもしれないし、ほかにも藤井の曲を使いたいCMクライアントが増えるだろう」(同)

藤井にとって〝紅白効果〟は絶大になりそうだ。

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