自転車利用者の保険加入を福井県が義務付け 条例制定、7月1日に施行

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福井県庁

 福井県は、自転車利用者や保護者に保険加入を義務付ける条例を制定した。周知期間を経て、7月1日に施行する。自治体の考え方を明文化した「理念条例」という位置付けで、他県と同様に罰則規定は設けていない。

 名称は「福井県自転車の安全で適正な利用に関する条例」。保険加入を義務付けるほか、努力義務として中学生以下の子どもへのヘルメット着用を保護者に求める。事業者には通勤に自転車を利用する従業員が保険に加入しているかどうかを確認し、保険に関する情報を提供してもらう。

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 県県民安全課によると、2021年12月28日時点で福井県を含む26都道府県が保険加入を義務化、11県が努力義務としているが、いずれも罰則規定はない。同課は「保険業界などと連携し、保険加入を働き掛けたい。条例を機に自転車の安全で適正な利用が進むことを期待したい」としている。

 全国では自転車が絡む人身事故で高額な賠償金を求められる事例が相次いだことを受け、自転車損害保険の加入を促進する条例を定める自治体が増えている。

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 au損害保険の2020年度調査によると、福井県内の自転車保険加入率は45.0%(全国平均59.5%)で全国43位。