9月に飲酒運転容疑で逮捕されたメッツ・スコット前GMに無罪判決

日本時間1月7日、飲酒運転容疑で逮捕されていたメッツのザック・スコット前GMに無罪判決が出された。スコットは昨年9月1日(現地時間)にニューヨーク州ホワイトプレインズで飲酒運転の容疑などによる逮捕されていたが、交通違反で100ドルの罰金2つを科されたものの、飲酒運転を含む他の2つのより重い罪については無罪とされた。メッツからのコメントは発表されていないが、スコットは「本日の決定に感謝します。それでも、私が8月31日にした選択が結果的に逮捕につながってしまったことを後悔しています」との声明を発表した。

スコットは昨オフ、メッツのGM補佐に採用され、昨年1月にジャレッド・ポーターGMが解雇されたあと、GM代行として8カ月にわたって野球運営部門を率いた。しかし、飲酒運転容疑で逮捕されたことにより休職処分となり、メッツはその2カ月後、スコットの罪がまだ確定していないにもかかわらず、契約期間中だったスコットの解雇を決定。その後、ビリー・エプラーを新たなGMとして採用した。

逮捕された日の夜、スコットはメッツのオーナーであるスティーブ・コーエンの自宅で開催されたイベントに出席していた。スコットが逮捕されたのは、そのイベントが終了してから数時間後のことだった。無罪となったスコットは「メッツの野球運営部門を率いる機会を与えてくれたサンディ・アルダーソン(球団社長)に感謝しています。また、元チームメイトたちの今後の活躍を祈っています」とコメント。「この屈辱的な経験は、私をよりよい夫、父、息子、友人、そしてリーダーにしてくれると信じています。将来が楽しみです」と付け加えた。

スコットはメッツ加入前、レッドソックスのフロントオフィスで17シーズンを過ごしたが、1年足らずでメッツを去ることになってしまった。スコットを解雇したメッツは、アルダーソン球団社長を中心に、エプラーGM、ブリン・アルダーソン、イアン・レバイン、ベン・ゾーズマーの各GM補佐など、フロントオフィスを再編成し、ロックアウト中の現在はバック・ショウォルター新監督を支えるコーチングスタッフの人選を進めている。

© MLB Advanced Media, LP.