40年前に発売されたクイーンのベスト盤が2021年全英年間チャートTOP5に

40年前である1981年に発売され、英国で最も売れたアルバムであるクイーン(Queen)のベスト盤『Greatest Hits』が、世代を超えて愛され続けているアルバムであることを再び証明した。

初リリース以降、何年にもわたって全英アルバム・チャートに定期的に登場している同ベスト盤は、現在までに通算978週以上のチャート記録を誇り、2021年の大半を全英TOP10圏内で過ごした。同アルバムは、昨年7月にスペシャル・コレクターズ・エディションが発売され、最高位2位に返り咲いている。

そしてクイーンの結成50周年にして、同アルバムの発売40周年という大きな節目を迎えた2021年の年末、『Greatest Hits』は英オフィシャル・チャート・カンパニーが発表した2021年度の年間アルバム・チャートで5位を獲得したことが発表された。

このニュースを受けて、ドラマーのロジャー・テイラーは次のようにコメントしている。

「信じられない。金の卵を産み続けるガチョウを賞賛するのみです」

1981年に発売された『Greatest Hits』は、英国内で600万枚以上を売り上げた最初で唯一のアルバムとして知られ、現在までのトータル・セールスは691万2,586枚に上り、これまでに驚異の23回のプラチナ認定を受けている他、全世界セールスは2,500万枚以上を誇る。

英オフィシャル・チャート・カンパニーは、このアルバムを“過去60年間、UKで最も人気のあるアルバム”に認定しており、UKの4世帯に1世帯がこのアルバムを所有しているという。

1974年から1980年までのクイーンの輝かしい第1期の活動を網羅した『Greatest Hits』には、全英1位を獲得したシンフォニックなスタジアム・アンセム「Bohemian Rhapsody」や、2011年に科学者研究チームによって史上最もキャッチーな曲に選ばれた「We Are The Champions」など、世界で最も長く愛されるロックの名曲が収録されている。

そしてもちろん、観客を沸かせる「We Will Rock You」、皮肉が効いた「Fat Bottomed Girls」、ディスコに触発されたリズミカルな「Another One Bites the Dust」、指を鳴らしながらジュークボックスで聴いていたヴィンテージ・ロックへのオマージュ「Crazy Little Thing Called Love」、ゴスペルを歌うアレサ・フランクリンのように情熱的な「Somebody To Love」などがある。

Written By Tim Peacock

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