東急値上げ、初乗り140円に 23年3月から 通学定期は据え置き

 東急電鉄(東京都)は7日、2023年3月から、こどもの国線を除く全路線で初乗り運賃を10円程度値上げすると発表した。現在は大半の路線で交通系ICカードの場合126円、現金は130円としているが、140円に統一する。新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ業績の改善が目的。国土交通省に同日、認可を申請した。

 認可されれば、同社の運賃改定は消費税率変更によるものを除き、05年以来、18年ぶりとなる。改定率は12.9%。通勤定期も同程度値上げするが、通学定期は家計の負担を考慮し、運賃を据え置く。

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