神奈川県内で250人以上けが 大雪で転倒、9台絡む事故も

凍った道で滑らないよう気をつけながら登校する児童=7日午前8時ごろ、横浜市泉区

 大雪や路面凍結の影響で神奈川県内では250人以上がけがをしたことが7日、神奈川新聞社のまとめで分かった。歩行中の転倒が目立つが、手などを骨折するケースや、雪かき中の負傷者も出ている。

 県内全域に大雪注意報が発表された6日から、氷点下まで冷え込んだ7日にかけて、横浜市内では積雪の影響で転ぶなどした104人が病院に運ばれた。川崎市で95人、鎌倉市でも20人以上が負傷した。

 相模原市中央区では6日午後11時50分ごろ、雪かきをしていた40代男性が転倒し、腰などに軽傷を負った。藤沢市や海老名市などでも負傷が相次いだ。

 車やバイクの事故も多発し、県警の集計によると、雪の影響とみられる事故は6日正午から7日午前6時までに526件あった。横浜市港北区の首都高速道路横浜北線では6日午後5時ごろ、乗用車やトラックなど9台が絡む事故があり、4人が軽傷となった。

 首都高速湾岸線や横浜横須賀道路などは除雪作業が長引き、7日も通行止めが続いた。JR東日本横浜支社によると、積雪に伴う架線凍結のため、南武線の一部区間と鶴見線が7日始発から運休。午前7時までに運転を再開したが、計約4150人に影響した。

 横浜の積雪は6日午後7時の8センチが最高だった。

© 株式会社神奈川新聞社