人口当たり490人…宮古島のコロナ感染、全国最悪 宮古病院の外来は11日から休止

 【宮古島】宮古島市で7日、過去最多の110人の感染が確認され、直近1週間の人口10万人当たりの感染者数(490.39人)は全国最悪となった。県立宮古病院は同日、コロナ対応のため11日から一般外来休止を決めた。会見した座喜味一幸市長は島外からの渡航を「遠慮いただきたい」と訴え、市民の外出自粛も求めた。 宮古病院は5日から診療の一部制限を開始。病院職員に感染者が出ていることなどから当面の間、外来休止を決めた。7日までの入院者数は17人。うち中等症は3人。コロナ対応病床は49床(ICU4床)に拡張した。全職員560人のうちコロナ陽性5人を含む42人が濃厚接触や体調不良などで休んでおり、人手不足も深刻な状況に陥っている。県に看護師20人の応援派遣を要請した。

 宮古島市では7日までの1週間で272人の陽性者が出た。市によると入院や宿泊、自宅なども含めた療養者数も285人と過去最多。

 (佐野真慈)【関連ニュース】
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