エミリア・ジョーンズ、アカペラで歌の真価を発揮 「コーダ あいのうた」本編映像

2021年1月21日より劇場公開される、サンダンス映画祭で観客賞を含む四冠を獲得した映画「コーダ あいのうた」から、本編映像が公開された。

公開された本編映像は、劇中でエミリア・ジョーンズの歌の真価が初めてあらわとなるアカペラのシーン。合唱部に入ったものの、自分の担当する音域を決めるテストで、どうしても人前で歌うことができず、思わず教室から逃げ出してしまったルビー(エミリア・ジョーンズ)。静かな森に駆け込んだルビーは、教室で歌えなかった歌「ハッピーバースデートゥーユー」を1人で歌うのだった。、一人の少女の葛藤と、夢へ向かう途中の道のりを切り取ったシーンとなっている。

あわせて一足先に本作を鑑賞した著名人のコメントも公開された。NHK連続テレビ小説で小学生の時に片耳の聴力を失った少女を演じた永野芽郁は「心と心で繋がることの尊さ。 想いをのせた歌で伝わる強さ。 愛情が交差する時、感涙必至です。 また一つ大好きな映画が増えました」と語っている。

「コーダ あいのうた」は、豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす、耳の聞こえない両親と兄を持つ高校生のルビーを描いた作品。主人公のルビーを演じるのは、テレビシリーズ「ロック&キー」で人気を集めたエミリア・ジョーンズ。歌と手話の特訓を受け、ルビーを自然に演じる。「シング・ストリート」のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが共演するほか、「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンなど、実際に耳の聞こえない俳優たちがルビーの家族を演じる。監督は、「タルーラ ~彼⼥たちの事情~」のシアン・ヘダーが務めている。

【鑑賞コメント】

■永野芽郁 (女優)
心と心で繋がることの尊さ。 想いをのせた歌で伝わる強さ。 愛情が交差する時、感涙必至です。 また一つ大好きな映画が増えました。

■山内マリコ(作家)
こりゃすごい。傑作傑作傑作! 笑って泣けて心があったまる。それ以上のものなんてない。完璧、最高です。

■宇垣美里(フリーアナウンサー)
大切な人と同じように世界を感じることはできない それでも伝えたい 理解したい 聴覚障害の壁を越えて力強く響く歌声に 熱い手話表現に 涙が止まらなかった

■ル・クプル 藤田恵美(シンガーソングライター)
自由気ままで下ネタ好き!クセの強いろうの家族が、聞くことのできない娘の歌を応援する姿にはジーンと涙。

■今村彩子 (映像作家)
ずっと感じてきた「きこえる世界」と「きこえない私」との溝。 映画が見せてくれるのは、そこに架かる虹。

■ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
どんな展開をするか予想できるのに最後まで楽しく見る映画です。キャラクターがリアルで、音楽の扱い方も面白く、高校生が合唱の授業で歌う「レッツ・ゲット・イット・オン」には大笑いしました。

■尾中友哉 (NPO法人Silent Voice 代表理事 尾中友哉<コーダ>)
家族愛の尊さ、一人ひとりの言動に愛がにじみ出て 何度も心が震えた。

■山崎まどか(コラムニスト)
この家族の会話はにぎやかで、パワフルで、愛に満ちていて、見ているだけで泣けてくる。 お互いへの熱い感情が伝わる。今までとは違う形で音楽が聞こえてくる。

■奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
コミュニケーションは音声言語だけではなく個人によって無数に存在する。手話話者にとっては手話が第一言語なのだ。歌の持つ力や心の交流を描いただけでなく、受けとる側の課題も内包していて、日常に戻っても味わいが増す誠実な映画だった。

■保坂大輔(脚本家)
音のない世界に優しい歌声が満ちて行き、やがて家族の愛が溢れていた

【作品情報】
コーダ あいのうた
2022年1月21日 TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

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