厳冬の贈り物 天然氷切り出し 日光市の特選ブランド

レールに滑られせて氷室に運ばれる天然氷

 【日光】御幸町の「四代目 氷屋徳次郎」の製氷池で7日早朝、今シーズンの天然氷の切り出し作業が始まった。市の特選日光ブランドに認定されている天然氷の切り出しで、昨年より1週間ほど早いという。

 作業は午前6時から、協力者ら約20人で実施。厳しい寒さの中、池の氷をエンジンカッターやのこぎりなどを使って1枚当たり約40キロ、厚さ約15センチに切り分けた後、木製のレールで滑らせて氷室に運んだ。

 2月までに約5千枚を切り出し、ゴールデンウイークごろから全国に出荷される。生産者の山本仁一郎(やまもとじんいちろう)さん(45)は「無事に切り出しができてホッとしている。今年も良い出来なので、多くのお客さんに喜んでもらえたらうれしい」と話した。

レールで滑らせて天然氷を氷室に運ぶ作業
レールに滑られせて氷室に運ばれる天然氷

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