西武中村ら計880発クリーンアップ結成 “35歳以上ベストナイン”を独自選出

西武・中村剛也、ヤクルト・青木宣親、オリックス・平野佳寿【写真:荒川祐史】

奮闘する先発陣、救援は14年連続50試合登板の“鉄腕”

待ち遠しい2022年のキャンプインまで1か月を切った。各球団で新人選手の入寮や合同自主トレがスタートする中、ベテランたちも調整を進めている。今回はFull-Count編集部が独自にNPBに所属する35歳以上の選手たちのベストナインを選出した。

【スタメン】クリーンアップは計880発 編集部が考えた「O-35」スタメン

〇先発投手:岸孝之(楽天)37歳
抜群の制球力を武器に、昨季は25試合の先発で9勝10敗、防御率3.44と第一線で牽引した。先発はほかにも涌井秀章、和田毅、石川雅規ら多くのベテランが奮闘している。

〇救援投手:宮西尚生(日本ハム)36歳
入団から14年連続50試合登板を続ける鉄腕。昨季は防御率3.65だったが、大きな故障離脱のない左腕の働きは欠かせない。

〇抑え投手:平野佳寿(オリックス)37歳
メジャーから4年ぶりに復帰した昨季、守護神に君臨すると46試合の登板で29セーブをマークし25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

〇捕手:嶋基宏(ヤクルト)37歳
鶴岡慎也氏、高谷裕亮氏が昨季限りで引退した捕手は、現時点での35歳以上は嶋と白濱裕太(広島)の2人だけに。嶋は昨季は17試合の出場にとどまったが、後輩たちを精神面でサポートし20年ぶりの日本一を支えた。

ヒットメーカーや昨季初盗塁王のリードオフマンも

〇一塁手:中村剛也(西武)38歳
「おかわり君」は昨季も123試合に出場して18本塁打。94試合に4番で先発するなど頼もしい打撃を見せている。打線の中心にどっしりと据えられるだろう。

〇二塁手:川島慶三(楽天)38歳
昨季は途中出場がメインながら56試合に出場したものの戦力外となった。楽天への移籍が決まり、自身4球団目でもうひと花咲かせたい。

〇遊撃手:藤田一也(DeNA)39歳
現在遊撃を本職としている35歳以上の選手は不在。そこで楽天時代の2019年に15試合を守っていた藤田を選出する。昨季限りで戦力外となったが、DeNAに10年ぶりの復帰が決定。新天地でも内野のバックアップを担うことになりそうだ。

〇三塁手:松田宣浩(ソフトバンク)38歳
プロ16年目だった昨季も115試合に出場。打順こそ8番が最多の60試合となったが、打率.234、14本塁打47打点と仕事を果たした。

〇外野手:大島洋平(中日)36歳
不動のリードオフマンは、昨季もリーグ4位の160安打をマーク。やはり「1番・中堅」を任せたい。

〇外野手:荻野貴司(ロッテ)36歳
昨季は自身初の全試合出場を成し遂げた。不動のリードオフマンとして躍動し、盗塁王にも輝いた。

〇外野手:青木宣親(ヤクルト)40歳
1月5日に不惑を迎えたベテランだが、まだまだ健在。昨季は122試合に出場して自身初の日本一を味わった。

〇DH:栗山巧(西武)38歳
節目のプロ20年目となった昨季、節目の通算2000安打を達成した。指名打者での出場が増えているが、鋭い打撃は健在だ。

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(Full-Count編集部)

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