現役のNPB“兄弟選手”は何組? 復活に期待の広島&DeNAの内野手ら

広島の田中広輔(左)とDeNA・田中俊太【写真:荒川祐史】

昨年は楽天の則本佳、ロッテの高濱が戦力外、阪神のスアレスがメジャー移籍

2020、21年に引退しセレモニーが叶わなかった選手と創る“特別な試合”「PERSOL THE LAST GAME」が8日、メットライフドームで行われた。「WEST DREAMS」の先発は楽天・則本昂大投手の弟で、昨年戦力外を受けた佳樹投手が務めた。ここでは数少なくなった現役のNPB兄弟選手に焦点をあてる。

昨年は楽天の則本佳、ロッテの高濱卓也内野手が戦力外となった。阪神のロベルト・スアレス投手はメジャー移籍、ヤクルトのアルバート・スアレス投手は韓国球界入りし、現在12球団でプレーしている“兄弟選手”は3組だけとなった。

広島の田中広輔内野手は昨季キャリアワーストとなる81試合の出場に留まり、打率.206、2本塁打8打点。若手の台頭もあり今シーズンは勝負の1年になることが予想される。一方、弟の田中俊太内野手は昨季に巨人からDeNAに移籍し開幕スタメンを果たしたが、怪我もあり58試合の出場に終わっている。

ロッテの東妻勇輔投手は昨季キャリアハイの37試合に登板し、1勝0敗4ホールド、防御率2.88とリリーフ陣の一角として活躍するなど順調に成長。2019年のドラフト4位でDeNAに入団した東妻純平捕手は2年連続で1軍出場がなかった。

ソフトバンクの川瀬晃内野手は昨季21試合に出場し、打率.185に留まった。レギュラー定着を狙う若手野手は多いだけに、今シーズンは課題の打撃を克服したいところ。2020年の育成ドラフト1位でオリックスに入団した川瀬堅斗投手は今年が2年目のシーズン。昨季は2軍で2試合の登板だったが、フェニックス・リーグでは3試合に先発し1失点とアピールしている。

過去には西武の黄金時代を築いた松沼兄弟、助っ人として活躍したリー兄弟らがいる。今シーズンも兄弟揃って1軍の舞台で活躍する姿を見られるのか、一つの楽しみとして注目していきたい。(Full-Count編集部)

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