第101回全国高校ラグビー大会最終日は8日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行い、本県代表の国学院栃木は大阪第2地区代表の東海大大阪仰星に5-36で敗れた。惜しくも優勝は逃したが、県勢として快挙と言える準優勝に初めて輝いた。
試合は立ち上がりから相手に主導権を握られた。前半6分、右サイドで素早くパスをつながれ先制トライを喫し0-5。12分にも続けてトライとゴールを決められ0-12となった。22分、ゴール右前5メートル付近のモールからフッカー吉田温広(よしだあつひろ)が押し込み、チーム初トライを挙げ5-12と反撃。しかし、その後にペナルティーゴールを決められ5-15で折り返した。
後半開始直後は相手陣に攻め込んだが、あと数メートルのところで相手堅守を崩せず。その後、徐々に押され始め、20分に左モールから決定的となるトライを奪われた。さらに終了間際に2トライを許し、県勢初の栄冠には届かなかった。
大会は各都道府県の代表51校が出場し、先月27日に開幕。国学院栃木はAシード(3校)に次ぐBシード(10校)に入り、30日の2回戦から試合に臨んだ。これまでの最高成績は第91回大会のベスト8だったが、準々決勝で長崎北陽台(長崎)を破り県勢初の4強入り。準決勝は大会3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川)に競り勝ち、1988年の創部以来34年目で初めて決勝へ駒を進めた。