横須賀の消防車、82台が勢ぞろい 出初め式の代わりにパレード、見物人から拍手

はしご車による救助演技も披露された消防パレード=横須賀中央大通り

 横須賀市消防局などの消防車両が勢ぞろいする「YOKOSUKA消防パレード2022」が8日、同市大滝町の横須賀中央大通りで行われた。新型コロナウイルスの感染予防のため、恒例の消防出初め式の代替イベントとして初めて開催した。

 パレードには市消防局や消防団、米海軍横須賀基地消防隊の車両計82台が参加。消防団音楽隊のマーチングを先頭に走行し、排煙高発泡車や化学消防車などの特殊車両もお目見えした。

 はしご車で地上約20メートルからロープなどを使って隊員が降りてくる救助演技も披露。沿道で見守った親子連れら約1200人から大きな拍手が送られた。

 鎌倉市から母親と訪れた男子(4)は「全部かっこよかった。大きくなったら消防士になりたい」と大喜び。野田佳孝消防局長は「市民の暮らしの安全安心を守る消防力を知ってもらえたのでは」と話していた。

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