稲佐山スロープカー 利用者が20万人を突破 長崎の北村さん親子に記念品

20万人目の記念品を受け取る北村さん親子(中央)=長崎稲佐山スロープカー中腹駅

 長崎市の稲佐山公園駐車場と山頂を結ぶ「長崎稲佐山スロープカー」の利用者が7日、20万人を突破し、節目の利用者になった市内の主婦、北村恵美さん(36)、昇太郎ちゃん(2)親子に記念品が贈られた。
 スロープカーは2020年1月に市が整備。ガラス張りの車両2両編成で、約500メートルの距離を約8分で結ぶ。ジャパネットホールディングス(佐世保市)のグループ会社、リージョナルクリエーション長崎(長崎市)が運行している。
 北村さん親子は、月2~3回同公園を訪れる愛好者。スロープカー中腹駅であったセレモニーで、記念Tシャツとスロープカーの年間フリーパスが贈られた。北村さんは「とてもびっくり。先月初めて乗った時に景色が良かったのでまた来たくなった。電車が好きな息子も楽しんで乗れる」と笑顔で話した。
 リージョナル社によると、開業時は年間17万人の利用を見込んでいたが、新型コロナウイルス禍の影響で、運行約2年での20万人達成になった。「夜景はもちろん日中や夕景も見に来てほしい」としている。

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