コロナ退散願って どんど焼きと花火 高根沢

石末で行われたどんど焼き

 【高根沢】新型コロナウイルス退散などを願う「どんど焼き」と「花火大会」が8日夜、石末(いしずえ)の田んぼで行われた。柳林地区の住民約50人が見守る中、夜空を炎と大輪が彩った。

 最初に行った花火大会は、どんど焼き保存会と企業3社、地元ゴルフ愛好会がコロナ退散を目的に共催。午後6時から約15分間、75発が打ち上げられ、夜空に輝く大輪と迫力のある音が人々を魅了した。

 どんど焼きは、保存会が竹やわらなどで組んだ高さ約10メートルのやぐらの中に各家庭の正月飾りなどを投入。火を入れると瞬く間に燃え上がった。参加者は木の枝に付けた餅(まゆ玉)を火であぶって食べ、無病息災を祈った。

 保存会の小池精一(こいけせいいち)会長(66)は「コロナがこれ以上、まん延しないように願いを込めた。高齢化が進む中、どんど焼きの文化を若者に伝えることも必要では」と話した。

石末で行われた花火大会

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