飲酒後事故の斉藤県議が辞職へ 国民民主党栃木県連代表

斉藤孝明県議

 飲酒後に車を運転して物損事故を起こし、事故を申告しなかった国民民主党栃木県連代表の斉藤孝明(さいとうたかあき)県議(49)=宇都宮市・上三川町選挙区=が、県議を辞職する意向を固めたことが10日、関係者への取材で分かった。斉藤県議は11日に阿部寿一(あべとしかず)県議会議長と面会し、事故の経緯や県議辞職の意向などを記した文書を提出するとみられる。

 捜査関係者によると、斉藤県議は6日未明、宇都宮市内で乗用車を運転して道路脇の石塀に衝突する物損事故を起こした後、事故を申告せずに車を路上に放置して現場を離れた疑いが持たれている。けが人はいなかった。

 飲酒検査では基準値以下のアルコールが検出され、警察官に「酒を飲んで車を運転した」と話した。同市内で飲酒し、帰宅する途中だった。県警は道交法違反(事故不申告、危険防止措置義務違反)の疑いで書類送検する方針。

 斉藤県議は10日、下野新聞社の取材に対し、自身の進退について「議長とお話する前に、私からお伝えできることはありません」と話した。

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