敵基地攻撃「全面戦争になる」志位氏絶対反対

 日本共産党の志位和夫委員長は9日のNHK番組「日曜討論・コロナ禍で政治は 2021年 党首に問う」で「敵基地攻撃」について「政府は『相手国の領域に乗り込んでいって、レーダーを破壊して制空権を確保し、ミサイル基地をしらみつぶしに攻撃する一連のオペレーション』と答弁している。そんな攻撃を行えば相手の報復を招き、日本に戦火を呼び込む全面戦争になってしまう。許してはならない」と絶対に認めらないとしている。

 中国の東シナ海などの覇権主義に対して、志位氏は「国際法に基づく冷静な外交的批判が何よりも大切」と述べ「軍事に対して軍事で構えれば、軍拡競争の悪循環に陥り、衝突や戦争という破局的事態を招く。あらゆる紛争を平和的な話し合いで解決し、平和的に共存する道を探究する外交努力に徹することが重要だ」と戦後、平和憲法の下、自民党政権でも長く続けてきた「外交努力」による取り組みの一層の強化こそ必要と強調した。

 また番組について「毎年のことだが、1時間31分も時間をとるなら『党首討論会』にしてほしい。ガチの討論でこそ、各党の立場がわかり、政治がわかる。視聴率だって上がるだろう」と党首に個別にインタビューするのでなく、テーマについて、党首討論にして、問題を掘り下げる展開にするようにとSNSで発信した。(編集担当:森高龍二)

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