新幹線「かもめ」大村の車両基地に到着 住民や鉄道ファンら見守る

鉄道ファンらに見守られながら大村車両基地に入る新幹線「かもめ」=10日午前2時37分、大村市竹松町

 秋に部分開業する九州新幹線長崎ルートに導入される車両「かもめ」が10日未明、東彼川棚町の川棚港から大村市の大村車両基地にトレーラーで陸上輸送された。沿道や基地付近では、鉄道ファンや住民らがカメラを構えながら見守った。
 1編成6両が6日に山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を出発し、海路で関門海峡や針尾瀬戸を経て9日に川棚港で陸揚げされた。10日に大村車両基地に到着したのはこのうち3両。残りは11日未明に運ぶ。今後、整備や点検など運転に向けた準備が進められる。
 車両は東海道新幹線の「N700S」をベースとした6両編成396人乗り。部分開業時は4編成導入する。


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