<コリア・ニュース・コラム> 朝鮮人民が今年を楽観視する根拠 昨年は農業、建設などで成果を達成

新年を迎え朝鮮メディアは、今後も幾多の試練と難関が立ちふさがるかもしれないと予言している。それでも人民は勝利を楽観していると強調している。根拠は「昨年の高貴な成果と経験」だ。

昨年末に開催された朝鮮労働党中央委第8期第4回総会では、5カ年計画の初年度である21年を「偉大な勝利の年」と総括し、とくに農業と建設部門の成果を強調した。夏には歴史的な異常高温現象と干ばつが襲い、収穫期に多量の雨が降るなど気候条件は決して有利ではなかったが、数多くの農場が多収穫を達成した。

平壌市で行われた決起大会(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

これまで農業の成否を左右してきた気象条件に対応できる科学的な方法論を把握することで、農業を安全に営める確信を持てるようになったと総会で指摘された。建設部門でも平壌市や三池淵市、剣徳地区で膨大な住宅建設が進み、この他さまざまな分野で大きな前進があった

昨年末、労働新聞は金正恩時代の10年史を振り返る企画で、平穏で豊かな時期にでもままならないのに、敵対勢力が崩壊の時間表を公表し、執拗に圧迫し、自然災害まで重なった試練の時期に、単に生存の出口を探したのではなく輝く理想を実現したと強調。困難を乗り越えながらわれわれの力は強大になり、鍛錬され、明日も勝利の歴史を刻むのは確定的だとしている

年初から各分野での奮闘が伝えられている。朝鮮の人々は、昨年を勝利の年に輝かせた誇りと自信を胸に、さらなる高みへと大きな一歩を踏み出した。

© 株式会社朝鮮新報社