「成人の日」 バンジージャンプやパラ金メダリストのトークショーも

1月10日は「成人の日」です。成人式を前に、東京・中野区の美容院には朝から多くの新成人が訪れました。また、稲城市や渋谷区では新成人をお祝いするイベントも行われました。

中野区の美容院には、振り袖姿で成人式に出席するためヘアメイクや着付けをする新成人が朝早くから訪れました。こちらの美容院では、フェイスシールドや手袋、使い捨てのクロスを用いるなどの感染対策を行い、およそ80人の新成人に対応しました。ヘアメイクや着付けの予約は、新型コロナの影響で式典中止が相次いだ2021年の予約数とほぼ同じで、例年の8割程だったといいます。

成人の日に行われたのは式典だけではありません。稲城市にある「よみうりランド」では、新成人が無料でバンジージャンプをすることができます。およそ150人の新成人が、ビルの7階相当(22メートルほど)の高さから飛び降りるよみうりランド恒例の「成人式バンジー」に挑戦しました。今回で20回目を迎えるという「成人式バンジー」について、主催者は「バンジージャンプというのは、自分の足で一歩踏み出さないとスタートすることができないアトラクションなので『逃げたいな』とか『これは止めておきたいな』ということにも力強く立ち向かっていける大人になってもらえるのではないか」とバンジーに込めた新成人への期待を話します。

渋谷区の成人式には、TOKYO MX「news TOKYO FLAG」の平井理央キャスターが、東京パラリンピックのバドミントン(女子シングルス・女子ダブルス)で金メダルを獲得した里見紗李奈選手(23)とのトークショーに出演しました。里見選手は「きょうという日は一生に一度しかないので、友達とたくさん話して、写真を撮って、いっぱい思い出をつくってください」と新成人にメッセージを送りました。また、里見選手は式典で車いすバドミントンのデモンストレーションを披露しました。金メダリストのプレーを見た新成人は「自分と年が近いのに金メダルを二つもとっている人に会えて光栄」「同世代の人が頑張っているのを見て、自分も目標を見つけて頑張っていきたいと思った」と貴重な体験について話しました。

総務省によると、2022年の新成人は120万人で、前の年と比べ4万人減っており、新成人の人口は過去最低を更新しています。

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