V・ファーレン長崎 新体制発表会 主将にカイオセザール

 10日に行われたV・ファーレン長崎の新体制発表会で、今季の主将にMFカイオセザール(26)が指名された。新たに背番号10を託されたリーダーはビデオメッセージで「チャンスを与えてもらっていることに感謝したい。全力を尽くし、見本となって引っ張る」と意気込みを語った。
 副主将は、プロ入りからV長崎一筋の3人。GK富澤雅也(28)、DF米田隼也(26)、DF江川湧清(21)がいずれも初めて務める。
 昨季終了時点から選手10人程度が入れ替わった。FW玉田圭司が引退し、DF毎熊晟矢が移籍するなど流出があった一方、国内外の実績があるFWクリスティアーノらを獲得。昨季スタート時より2人少ない選手28人体制でスタートを切る。この日は新加入選手10人が意気込みを語った。
 チーム編成について、竹村栄哉テクニカルダイレクターは「昨年の継続をベースに、新しい選手がプラスアルファになればという補強をした」と説明。キャンプや序盤戦の戦いぶりを見ながらシーズン中の補強も視野に入れる。
 「100% 予想以上、理想以上」を今季のスローガンに掲げる。志を高く持ち、完璧にこだわる覚悟で戦うという意味が込められている。松田浩監督は「本当に勝ちたいときに勝ちきれるチームを目指す。100パーセントを出した時に火事場のばか力が出る」。髙田春奈社長は「100パーセントのサポートをお願いしたい」とファンに呼びかけた。

活躍を誓う新加入の選手ら=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

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