【ALBERT】NTTドコモの人間理解AI「HRL-AI」の開発を支援

2022年1月6日
株式会社ALBERT

【ALBERT】NTTドコモの人間理解AI「HRL-AI」の開発を支援
~コミュニケーションデータを用いて行動パターンや性格を分析し、強い組織づくりに活用~

データ分析・AI社会実装を手掛ける株式会社ALBERT(アルベルト、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松本壮志、以下 ALBERT)は、株式会社 NTT ドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井伊基之、以下 ドコモ)の人間理解AI「HRL-AI」*1の開発を支援しました。「HRL-AI」は、人のパーソナリティを理解できるAIとしてNTTグループの AIを活用した取り組み「corevo®」*2を構成する技術です。この度、オンラインチャットツールのコミュニケーションデータを活用した分析手法の検討や「HRL-AI」の実装を支援しました。

*1 HRL-AI (Human Representation Learning AI):オンラインチャットツールでのコミュニケーションデータを学習し、ユーザーのパーソナリティをベクトル表現として獲得できる AI です。
*2 「corevo」は日本電信電話株式会社の登録商標です。(https://group.ntt/jp/corevo/

人と人とのつながりはグラフ*3と呼ばれるデータ構造で表すことができます。他にもWebページのリンク、道路網、化学分野における化合物等、様々なデータがグラフで表現可能であるため、グラフを扱う分析手法は広い領域で活用されています。
ドコモが開発に取り組む「HRL-AI (Human Representation Learning AI)」は、AIを活用して行動ログ・チャットログ等のデータから行動パターンや性格を分析します。分析結果をもとにワークエンゲージメントを予測し、チーム構築における良質なコミュニケーションの促進やレコメンド等への活用が期待されています。
一方で、ALBERTはAIのシステム実装を視野に入れた産業・企業の開発パートナーとして、AI活用コンサルティングやビッグデータ分析等のソリューションを提供しています。今回の取り組みでは、チャット上でのやりとりから人と人との繋がりをグラフとして表現し、グラフデータに対する深層学習を用いたAIモデルの実装や、個人を表現するベクトルの取得、AIモデルの精度向上等を目指した開発支援を行いました。

ALBERTは、本取組みを通じてNTT グループのAI開発促進を支援すると共に、AI実装による提供サービスのさらなる高度化・最適化を通じて、より良い社会の実現に向けて貢献していきます。
*3 グラフとは、ノード(頂点)同士が隣接関係を表すエッジ(枝)によって結びつけられたデータ構造のことを指します。