ミツビシ、東京オートサロン2022で世界初披露の新型軽EVとラリーアートのコンセプトカーを公開

 1月11日、三菱自動車は1月14(金)~16日(日)に千葉県の幕張メッセで開催される『東京オートサロン2022』に出展することを発表し、同時に世界初披露となるコンセプトカー『K-EV concept X Style(K-EVコンセプト・クロススタイル)』と『Vision Ralliart Concept(ヴィジョン・ラリーアート・コンセプト)』を公開した。

 ミツビシの東京オートサロン2022ブースでは『次の時代の、次の冒険を。』をテーマに、電動車とSUVが中心となり、環境に配慮しながらアクティブなカーライフを楽しめるコンセプトカーとカスタムカー計7台が展示される。

 すでに2021年12月20日にミツビシは新型軽EVのコンセプトカーと、モータースポーツ部門である『ラリーアート』ブランドのコンセプトカーを世界初披露することが明らかにされていたが、今回の出展発表にあわせ、その2車種の外観も公開された。

 モータースポーツファン待望ともいえるラリーアートブランドのコンセプトカー『ヴィジョン・ラリーアート・コンセプト』は、ミツビシのエンジニアリング技術とクルマづくりにかける情熱が結集し、プレミアムで圧倒的な存在感のスタイリングとすることで新しいラリーアートの可能性を表現。また、様々な天候や路面でも安心して快適に楽しめるミツビシらしい走りをさらに磨き上げたコンセプトカーだ。

 重厚感があり機能美を感じさせる前後バンパーと、大きく張り出した前後オーバーフェンダーによってボリュームのある筋肉質で力強いフォルムを実現し、ラジエーターシャッター付きのフロントグリル、レーシーな印象を与える大型リヤディフューザーによってスポーティさが際立たせられている。

 ボディカラーは、光の当たり方によってブルーのハイライトが浮かびあがる特殊な加工を施したマットブラックが採用され、見る角度によって多面的で奥深い表情を見せ、プレミアムな印象を与えてくれるという。

 走行面では、ワイドトレッド化が施された22インチの大径ホイールとタイヤを装着。さらに強力なモータートルクに見合った制動性能を発揮する大径ブレーキディスクと対向6ポットキャリパーを採用し、『走る』『曲がる』『止まる』のレベルが高められている。

『ヴィジョン・ラリーアート・コンセプト』のフロントとリヤ

 そして、2022年度初頭の発売が予定されている新型軽EV(電気自動車)コンセプトカー『K-EVコンセプト・クロススタイル』は、取り回しがよく運転しやすい軽自動車の魅力と、滑らかで力強く気持ちのよい加速と静かで上質な乗り心地という電気自動車の魅力に、運転支援機能やコネクティッド機能を加えた新世代の軽EV車両になっている。

 スタイリングはアクティブなSUVテイストで、クリーンかつソリッドなイメージのマットブルーのボディカラーと、電気自動車のモーターコイルをイメージしたカッパーのルーフカラーの2トーンを組み合わせ、フロントバンパー、ボディサイド、リヤゲートには“X”のロゴが施された。

 この“X”は、軽ハイトワゴンにSUVテイストのスタイリングを掛け合わせたこと、さらにEVの魅力を掛け合わせたことを象徴しているとのことだ。

 東京オートサロン2022のミツビシブースでは、この世界初披露となる2車種のコンセプトカーに加え、クロスオーバーSUVの『アウトランダー』および『エクリプス・クロス』、ミニバンの『デリカD:5』、軽商用EV『ミニキャブ・ミーブ』のカスタムカーなども展示が行われる予定だ。詳細についてはミツビシの東京オートサロン2022スペシャルサイト(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/carlife/autosalon/tas2022/)まで。

新型軽EVコンセプトカー『K-EVコンセプト・クロススタイル』
東京オートサロン2022のミツビシブースで展示される車両たち

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