春日大社国宝殿 冬季特別展「秘められた大和の名刀」

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 奈良市の春日大社では、朝廷や歴代の将軍が奉納した刀剣や県内各地に伝わる名刀などを紹介する特別展が開かれています。

  この特別展では室町幕府の将軍・足利義満が奉納したと伝わる太刀など平安時代後期から南北朝時代に作られた国宝8点を含む約30点が展示されています。

大和の国では昔から刀剣の生産が行われていて各地に刀鍛冶の集団がいたといいます。高取藩主・植村家に伝わったとされるこちらの刀は室町時代のもので、現在の奈良市内に根拠地があった金房派の刀鍛冶・藤原正實の作とされています。

そして、全国で3例しかないという後鳥羽上皇に仕えた鎌倉時代前期の刀工、助宗の太刀は、東吉野村の神社で神の宝として大切に保管されていました。

刀身を鞘に収める際、鍔の間にはめる金具が残っている例は少なく製作当初の状態を知ることが出来ます。

春日大社国宝殿学芸員・渡邉亜祐香さん

「奈良県内にはたくさんの文化財があると思いますが、刀剣というものにもこんなに素晴らしい大和の名刀があるということを、みなさんに知っていただけたらと思っています。」

 この特別展は2月14日に一部の展示品を入れ替え4月3日まで開かれています。